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『ヘヴンズ ストーリー』ブルーレイ&DVDリリース 瀬々敬久監督 インタビュー

ヘヴンズ ストーリー

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映画『64 -ロクヨン-』などで知られる瀬々敬久監督の衝撃作『ヘヴンズ ストーリー』ブルーレイ&DVDが、2010年の公開から7年を経てリリースされた。実際に起きた事件をモデルに、家族を殺された幼い娘、妻子を殺された夫など、20人以上の登場人物が複数の殺人事件をきっかけにつながる全9章4時間38分の巨編。国内外の映画祭で高い評価を受けつつも、これまでソフト化されなかった本作について瀬々監督自らが語ってくれた。
『ヘヴンズ ストーリー』瀬々敬久監督 インタビュー
──『ヘヴンズ ストーリー』の初のパッケージ化を迎えて、現在の心境をお聞かせください。
監督:今でも映画館で上映を続けていて、そこにこだわって始まっていたわけですが、『ヘヴンズ ストーリー』は4時間以上ある非常に長い映画でもあるので、自宅でDVD鑑賞となると中座することにもなりますよね(笑)。そういう意味ではまず映画館で4時間38分を過ごすという、そういう連続性のなかで映画を観ていただくことが、この作品にとって一番いい鑑賞法だと思っていました。ただそれも、時代とともに変化し始めたかなと。
──映像特典も豪華ですね。特にインタビューなど、時の流れを感じて、感動してしまいます。
監督:村上淳さん、忍成修吾さん、長谷川朝晴さん、菜葉菜さん、山崎ハコさんにインタビューを行いました。あとは、寉岡萌希さん、栗原堅一くんを連れて、ロケ地を訪ねるという。この映画に渡し船のシーンが登場しますが、そこで初めて二人は出会うわけですね。そこにもう一度行ってもらって、僕がインタビューをしました。もう撮影当時とは景色がまったく変わってしまったので、そういう見方も楽しいですよね。
──みなさん、どういう話をしているのでしょうか?
監督:忍成さんは普段無口なのですが、自分の本心を語ってくれました。長谷川さんは、この映画のご自身への重要性を。村上さんも映画にかかわってきて、10年に1本くらい思い入れできる作品に出会えるが、その1本だと。山崎ハコさんはミュージシャンとしてのDVDを今まで出してないので、DVDで残っている唯一の自分の映像は、『ヘヴンズ ストーリー』だと言われていました。
──撮影当時、ある程度撮って編集して、ストーリーを練り直すという作業をされていたそうですが、そういうスタイルで撮影することが映画にとって最良の方法だったと思いますか?
監督:いろいろな映画があっていいと思うんです。1時間でも3時間でも、1日で作った映画があってもいいし、1年で撮った映画があってもいい。今ならスマホで撮った映画があってもいい。ツールも含めて、もっと自由であればいいと思います。そういう意味では、『ヘヴンズ ストーリー』は自由度への挑戦であったとも思うわけです。自由であることへの証明にもなり得ていたと思います。
──BDやDVDのパッケージになることで、より多くの映画ファンの観る機会が増えますよね。
監督:総合的な世界観を描きたかったわけでもあるので、決して臆せず観ていただきたいです。4時間38分という時間の長さなので、こういう加害者と被害者という題材はヘビーかもしれませんが、そういうことに触れてほしいなという想いはありますよね。世界は広いですし、見たくない部分もあると思いますが、食わず嫌いじゃなく観ていただくといいと思います。
2018年2月1日
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『ヘヴンズ ストーリー』
公式サイト:http://heavens-story.com/