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『ラストスタンド』アーノルド・シュワルツェネッガー オフィシャル・インタビュー

ラストスタンド

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生涯興収3000億円超の“ミスター・ハリウッド”、アーノルド・シュワルツェネッガー。『ターミネーター3』から10年、彼が復帰作の主人公に選んだのは最強の絶対的ヒーローではなく、心に傷を抱える一人の男だった。そこには“誰もが知るシュワルツェネッガー・アクション”と“誰も観たことのないシュワルツェネッガー”の姿がある。今なお進化を続ける男が生み出す新たな伝説『ラストスタンド 』が、いよいよ27日(土)より全国公開! この公開を前に、シュワルツェネッガーのオフィシャル・インタビューが到着しました!
『ラストスタンド』アーノルド・シュワルツェネッガー オフィシャル・インタビュー 『ラストスタンド』『ラストスタンド』
──10年ぶりに主役を演じた気分はいかがでしたか?
アーノルド・シュワルツェネッガー(以下、アーノルド): 先に『エクスペンダブルズ』に出演できたのは、とても幸運だったよ。いきなり主役を演じ続けるのではなく、まず現場の雰囲気を体験できたことで、映画ビジネスのリズムに戻ることができた。

そして、『ラストスタンド』の撮影でニューメキシコに入り、銃を撃ったり、ハーネスでぶらさがったり、転がったりとしていくうちに、元の感覚を取り戻していったんだ。それに、共演者にも恵まれた。ジョニー・ノックスヴィルたちとの共演は楽しく、また、お互いが支え合ういい関係を築きあげることができた。だから、自分一人で映画をひっぱるのではなく、彼らに頼ることができたんだ。優秀な監督がメガホンを握ってくれていたしね。
──そのキム・ジウン監督との仕事はいかがでしたか?
アーノルド: プロデューサーから、素晴らしい監督で『ラストスタンド』の監督をやりたがっている、と紹介されたのがきっかけだ。自宅に招待して、二人で楽しく話をさせてもらったよ。そして、話を聞いたあと、彼こそ監督にふさわしいと確信を抱いたんだ。素晴らしい才能があって、映像派で、しかも、情熱に溢れている。彼には通訳が必要だったけれど、日常会話はぜんぜん平気だったよ。それでも通訳を連れてきたのは、自分の演出を事細かに説明するためだったようだ。でも、撮影開始から1週間ほど経ったら、ぼくは彼の言いたいことが通訳なしで分かるようになったよ。身振り手振りを加えて話すし、スタントについて説明する際は、自らジャンプしたり、転がったり、倒れてみせる。まあ、そのせいで、彼はしょっちゅう体をぶつけていたけどね(笑)。

とにかく彼は最高で、今後、いつでも仕事をしたいと思う。それに彼が素晴らしいのは、コラボレーションを尊重することだ。外国人監督がハリウッドで映画を撮るとき、それまでにどれだけ多くの賞を獲っていたとか、自国でどれほど有名だったかなんて関係ない。どんな監督も、アメリカ的な映画作りが求められる。アメリカの観客はテンポが早い映画に慣れているからシーンは短く、音楽はわかりやすくしなければいけない。彼は、そのアメリカ的映画のスタイルをきちんと取り入れたばかりか、アメリカのクルーとの共同作業も見事にこなしたんだ。今後の活躍にも期待をしているよ。
──今回の役は今までと比較して、とてもソフトな人柄ですね。そんな彼だからこそ、ラストであそこまで激しい戦いをしたのがとても印象的でした。
アーノルド: ぼくが演じるキャラクターは引退を目前にした男だ。決して若くはないし、自分が誰にも期待されていないことを知っている。FBIも、部下も、彼に期待をしていない。しかし、彼は自分が信じるもののために、立ち上がらざるを得ない。これまでのキャリアで、彼はずっとそうしてきたんだ。ロサンゼルスの麻薬捜査班にいたときもそうだった。当時、銃撃戦で怪我をして、この国境の町にやってきたわけだけど、だからといって、自分の主義を変えるわけにはいかない。だから、すべてのエネルギーとスキルを用いて、国境を越えようとする凶悪犯・コルテスたちを阻止しようとするわけなんだ。
──引退間近の保安官役とのことですが、あなた自身はリタイアについて考えたことがありますか?
アーノルド: ぼくは、仕事をしているときがもっとも幸せで、責任を負うことも大好きだ。だから、リタイアという言葉は、頭をよぎったことすらない。リタイアなんて、単純に時間の無駄だと思うからだ。好きな仕事ができているのなら、どうして辞める必要がある?幸い、俳優という仕事は80代でも90代でも続けることができる。あるいは、公僕としてなんらかの務めを果たすこともできる。いくらでも仕事は続けられるものだし、リタイアなんてバカバカしいと思うよ。
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──アメコミ映画全盛のなか、昔からのアクション映画もいまだに人気があります。あなたやスタローン、ブルース・ウィリスといった往年のアクションスターも、年を取ったいまだに人気がありますよね。
アーノルド: アクションスターに年齢は関係ないと思うよ。年を取っても、アクションをリアルにこなすことができれば、観客は楽しんでくれるはずだからね。ぼくは、役者復帰の第一歩として『エクスペンダブルズ』にカメオ出演をした。短い出演場面だったけど、観客はぼくの登場場面で拍手喝采をしてくれて。そのとき、州知事を終えたとき、ハリウッドに戻れると確信を抱いたんだ。『エクスペンダブルズ2』の出演場面でも、再び素晴らしい喝采を得た。だから、久々の主演映画『ラストスタンド』を安心して引き受けることができたんだよ。

いまのアクション映画は、『スパイダーマン』や『アイアンマン』といった、VFX映画が主流で、20年前にはとても不可能だった素晴らしい映像が生み出されている。こういう映画は素晴らしいと思うよ。でも、同時に観客は伝統的なアクション映画を求めていると思うんだ。CGではなく、実際に役者がアクションをこなす映画の需要はまだまだあると思っているよ。
──あなた自身、リアルなアクションをやるのがお好きなんですね。
アーノルド: もちろん!この映画でも、建物から落下するシーンでは、CGじゃなくて、僕ともうひとりの男が実際に落ちているんだよ。 今回の映画の中で僕が一番楽しかったシーンは、トウモロコシ畑のカーチェイスシーンだね。これまでのアクション映画でも、あれはやったことがなかった。カマロに乗って、130キロのスピードでトウモロコシ畑を走り抜け、コルベットに激突するんだ。僕は「こんな映画を作れるなんて、とても楽しい」と思って、小さな子供みたいにはしゃいだよ。こんなことは普通の人には絶対にできないことだからね。
──最後に本作の見どころを教えてください。
アーノルド: 成功を収めるアクション映画には、たくさんの、そして異なるタイプのアクションが詰まっている。それもこの映画のように、最初から最後までね。『ラストスタンド』には激しいカーチェイスも、大爆発も、凄まじい銃撃戦も、優れた肉体技も、格闘技も、何もかも揃っている。そして同時に、素晴らしい物語もある。キャラクターもとても良く書かれていて、コミカルな場面もある。アクション映画にコミカルな部分はとても重要なんだ。そういう映画はいつだってうまくいくんだよ。『48時間』も『ビバリーヒルズ・コップ』も『トゥルーライズ』もそうだ。これは優れたアクション映画だよ。
2013年4月26日
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『ラストスタンド』
2013年4月27日(土)全国ロードショー!
公式サイト:http://laststand.jp/