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『オーケストラ!』メラニー・ロラン オフィシャルインタビュー

オーケストラ!

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クエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』で、ナチスに両親を殺され復讐を狙うヒロインとして世界中から脚光を浴びたフランス女優メラニー・ロラン。彼女が出演する最新作は、劇場清掃員として働く元・天才指揮者が、寄せ集め楽団を結成してパリの一流劇場でコンサートを開こうと目論む…笑って泣ける感動ドラマ『オーケストラ!』。本作でメラニーは、ロシアの中年男からなるオーケストラの中で、唯一の現役エリートヴァイオリニスト、アンヌ=マリー・ジャケを演じて華を添える。そんな彼女の『オーケストラ!』オフィシャル・インタビューが到着しました。
画像:『オーケストラ!』メラニー・ロラン インタビュー

画像:『オーケストラ!』 画像:『オーケストラ!』 画像:『オーケストラ!』 画像:『オーケストラ!』 画像:『オーケストラ!』 画像:『オーケストラ!』 画像:『オーケストラ!』
──この役のオファーを受けたときどう思いましたか?
メラニー:シナリオを読んで、こんな映画がつくれるんだ!とまず非常に嬉しく思いました。人情味にあふれ、ユーモアもあって、感動的で、ポリティカルな映画なんて、あんまりないですよね。これだけの材料がひとつのシナリオに詰め込まれているなんて、読んだとき、本当に幸せになりました。
だからシナリオをよんで、すぐにやりたい!って言いました。
──どのシーンが一番気に入っていますか?
メラニー:それはもう、コンサートのシーン!
なかなか感情を出せるシーンがなかったので、このコンサートのシーンでは、バイオリンと一体になって自分のなかの感情を吐き出したような気がします。自分が音楽にもっていかれたような。ほぼトランス状態ですね。実際感極まったとき、震えだしてしまって、一度撮影を中断したほどです。倒れるかとおもいました。私の身体自体が音楽になったような感覚でした。本当に印象に残った強いシーンです。
──完成した作品をみてどう思いましたか?
メラニー:もう、完全に魅了されました。ただ、まだVFXなどが仕上がっていない部分があったので、(コンサートを演奏する)シャトレ座は観客ゼロの状態でしたけど。誰もいない劇場で私たちが演奏しているのを見るのはすごく可笑しかった。その後、プロモーションのために地方巡業をしたんです。そのときに劇場挨拶をして、最後のコンサートのシーンには、観客と混じって、みんながどんな反応をするかいつもこっそり観ていたんです。最後、映画が終わると、観客席から本当に拍手が沸き起こったりして。。。客席に混じりながらもどこか、本当のコンサートツアーみたいな気分でした。
──映画では珍しいことだと思いますが、普通の上映スケジュールで観に行ったとき、そこでも、最後にみんな拍手していましたよ。
メラニー:本当に?幸せですね。本当にうれしいです。
──アンヌ=マリー・ジャケ(メラニーの劇中での役柄)という人はどういう人だと思いましたか?
メラニー:うーん、ちょっと冷たい感じの人だと思いますね。でも、名手と言われている人にはこういう人が多いと思います。自分のすべてを芸術に捧げてしまっているからでしょうか。アンヌ=マリーは両親を知らないで育っているし、恋人もいない。とてもシリアス。真面目ですね。そうね、どこかダンサーみたいなところがある。毎日ちゃんと練習に励んで、ストイックな女性です。
──指揮者のアンドレイ・フィリポフと2人きりで食事をするシーンにそういう真面目な側面がよく現れていますね。
メラニー:そうです。彼女は真面目な上に、ちょっと傲慢なところもあると思います。レストランの会話のなかで、アンドレイやオーケストラに一体何が当時おこったのか、しっかり把握しようともしない。私とはとてもかけ離れた性格のキャラクターのように思います。だからこそ、俳優としてはやりがいがありました。私は、いつでも笑いが必要なタイプだし、ちょっと怠け者だから8時間毎日練習するなんてありえない。だからこんな自分に厳しいタイプの役は挑戦しがいがありました。どちらかというと私って、映画の中のロシア人タイプだから(笑)。
──アンドレイ役のアレクセイ・グシュコブとはどうでしたか?
メラニー:良かったですね。でも、彼との会話のシーンは特に難しかった。彼のフランス語は、フランス版ではフランス語字幕がつくくらい。発音がロシア語なまりで分かりにくかったから、大変だったの。実は彼とのからみは少ないのです。コンサートのシーンが最大で、あとは、重要なシーンとしてはレストランでのシーン。時間的に一緒に仕事をしたのは、結構少ないの。なのでその全貌を完成試写で初めて観ました、みんながロシアで何を撮影して来たのか知らなかったんですもの!でもとても面白かったですね。
──日本へは行ったことありますか?
メラニー:ええ、実は他の映画のプロモーションでいきました。(『イングロリアス・バスターズ』)それが思った以上に楽しかったの。祖父と一緒に行ったのだけれど、私が仕事をしている間、うちのおじいちゃんは色んなところに行ったみたい、お寺とか。もう行ってみたら大好きになった。みんなでお鮨をたべにいったんだけど、それが本当に美味しくて。すごく小さくて、真ん中のところでぐるぐる廻っていて(回転寿司?)、ちょっとチープな感じのお鮨屋さん。全然有名じゃない、小さいところよ。でも今も思い出すと、たまらない!それから、神戸牛の美味しいレストランにもいきました。シェフが少しフランス語を話せる人で、そこもまたすぐにでもいきたい。早くまた日本にいきたいです!
──日本の観客の皆さんへひと言
メラニー:本当に日本は大好きで、今からでも行って、宣伝をしたいくらいですが、毎日舞台があるので残念ですが行けません。でも、たくさんの皆さんにこの映画を見ていただいて、大好きになっていただけると嬉しいです。
2010年4月15日
『オーケストラ!』
2010年4月17日(土) Bunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座 他全国順次ロードショー
公式サイト:http://orchestra.gaga.ne.jp/