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子供たちのパワーと忍びの“ガッツ”を伝えたい ─『実写版 忍たま乱太郎』三浦貴大インタビュー

実写版 忍たま乱太郎

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NHK教育テレビの人気アニメを、大人気子役・加藤清史郎主演に迎えて映画化した『実写版 忍たま乱太郎』。三池崇史監督のメガホンのもと、寺島進、中村獅童、檀れいなど、超豪華キャストが脇を固める本作で、忍たまたちが通う忍術学園の教師・土井半助を演じるのが、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』でデビューし、この1年で6本の出演作をこなしてきた三浦貴大。インタビューでは、子供たちに振り回されながらも常に子供たちのために奔走する、そんな優しい先生を演じた感想や、子供たちとの撮影現場について語って頂きました。
子供たちのパワーと忍びの“ガッツ”を伝えたい ─『実写版 忍たま乱太郎』三浦貴大インタビュー
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──歴史のあるアニメの実写化ですが、土井先生役をどのように演じようと思いましたか?
三浦:ファンが多い役柄なので、そういう点で最初はプレッシャーを感じましたが、土井先生は根本的にマイペースな性格なので、自由にやらせてもらいました。他の先生に比べて子供に近い部分があるし、生徒たちのことが大好きなので、そういった部分は崩さずに演じようと思いました。子供たちと毎日一緒だったので、撮影以外の時でも一緒に話したりしていましたね。
──完成した作品をご覧になっていかがでしたか?
三浦:面白かったです。撮影現場では分からなかった、爆破シーンやしんべヱが飛んでる場面とか、楽しみながら観ていました(笑)。僕自身のシーンでは、撮影に入る前、監督に、「子供たちのパワーと、ベテランキャストの芝居があって、土井先生はその中間にいてくれ」と言われていたんですが、その差が上手く作品に出ているかなと思いました。
──映画を観ると、子供たちと一緒になって楽しそうな現場の雰囲気が伝わってきます。
三浦:本当に楽しかったですね。仕事なのに、こんなに楽しんでいいのか…って思いました(笑)。子供の勢いは凄いんですよ。絶対大人には真似できないなと思って、僕はまだ25歳なのに「老けたな…」って思いました(笑)。演技にしても、一瞬の集中力が凄くて、普段の勢いそのまんまで芝居にもっていく子もいたり、しかもそれをナチュラルにやってのけるんですよね。羨ましかったし、勉強させてもらいました(笑)。
──加藤清史郎くんや林遼成くん、木村風太くんはいかがでしたか?
三浦:キリ丸(林)はずっと僕にくっついてましたね。しんべヱ(木村)は、めっちゃしっかりしていて、面白かったです。

清史郎くんは、遊んでいる時はまさに小学生なんですけど、役に入ったときの集中力や、芝居に対する姿勢も飛び抜けていましたね。僕よりも(役者の)現役が長いので、「清史郎さん」という感じですね(笑)。役者として凄いなと思いました。
──三池監督の現場はいかがでしたか?
三浦:一体感のある現場でした。その雰囲気を作っていくのが監督の力だと思うんですけど、現場を盛り上げていきながら、その場で思いついた自分のイメージを具体的に役者に説明して、それを映像にしていくのが早いし上手いし凄いし(笑)。雲の上の存在のように見てましたけど、普段は近い距離で喋ってくれるので、凄い人だなと思いました。
──大人の共演者も豪華でしたね。
三浦:山田先生(寺島進)や戸部先生(山本耕史)とはずっと一緒でしたが、ほかのキャストの方々とは一日ぐらいしか会ってないんですよ。そこはちょっと残念でしたけど、先輩役者さんたちって、(特殊メイクなどで)ふざけたことやってるのに、格好いいんですよね。いったいどうしたらそんな風に出来るのか、ずっと見ていても、さっぱり解らなかったです。経験がなせる技なのか…(笑)。
──アクションシーンもありましたが、特別な練習をしたんですか?
三浦:これまで刀を持ったアクションをやったことがないので、現場に入る前にスタントチームに教わりながら練習したんです。結構、刀の練習をしたんですけど…、いざ撮影に入ったら刀じゃなかった(笑)。「そういえば刀差してないな…」と不思議に思ってたんですけど、“くない”っていう忍者が使う刃物で、結局、アクションは行き当たりばったりでしたね(笑)。
──三浦さん自身は、子供のころに忍者遊びなどの思い出は?
三浦:忍者とかサムライって格好いいので、普通に好きでした。サムライよりは、ダークヒーローっぽい忍者のほうに憧れました。
──今回は先生役でしたけど、もし三浦さんが子役だったら、この映画でどんな役を演じてみたかったですか?
三浦:みんな凄く元気ですから、暗い子供の役があったらやりたかったですね(笑)。みんながワーッ!となってる時に、1人だけ端っこに座っていて、何も喋らないみたいな(笑)。物語にもまったく絡まないけど、そこにいる…。
──それはご自身に近かったりするんですか…?
三浦:みんなでワイワイと遊ぶよりは、1人で遊んでいることが多かったですね。思い返すと…暗かったんじゃないかと(笑)。
──今の三浦さん自身は、土井先生のようにマイペースなんですか?
三浦:みんなが騒いでいる時に全然違うことを考えていたり、それを口に出しちゃったり、そういう部分は僕にもあるので同じかもしれません(笑)。
──昨年の映画デビューから、この1年ですでに6本以上の出演作をこなしていますが、自分自身で一番変わったなと意識していることは?
三浦:わからないことが増えて、それを理解できるようになったことですね。自分にわかっていない部分があるって、経験していかないと気付けないですよね。役者として成長したかどうかはわからないけど、自分の疑問点が増え、その分、課題が増えてきたので、そこに気付くことが出来たのは変わった部分かなと思います。
『実写版 忍たま乱太郎』
──最後に、これから映画をご覧になる方に、注目してほしい点やメッセージをお願いします。
三浦:古田さん(食堂のおばちゃん)に、しゃもじで叩かれるシーンは、本気で痛かったので見て欲しいですね(笑)。大人だけのアクションシーンも、短いですけど、みんなで殺気立ちながら頑張ったので注目して観てください。

映画の中で平(幹二朗 ・学園長)さんが言う印象的な言葉で、「“忍び”とはガッツじゃ!」というセリフがあるんですが、まさにその通りで、単純に“力”がもらえる作品だと思いますし、それが伝わればいいなと思いながらやっていました。メッセージ性があったり、色々考える映画もいっぱいあると思うんですが、これほど何も考えず単純に「面白かった!」って思って出てこられる映画は貴重だと思います。子供ももちろん、大人でも楽しめると思います。
2011年7月11日
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『実写版 忍たま乱太郎』
2011年7月23日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー!
公式サイト:http://www.nintama-movie.com