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『世界にひとつのプレイブック』ブラッドリー・クーパーオフィシャルインタビュー

世界にひとつのプレイブック

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愛する人を失って心が壊れてしまった男女が、ダンスコンテストに挑むことで心を通わせていくハートフルムービー『世界にひとつのプレイブック』(2月22日公開)。現地時間24日に発表される第85回アカデミー賞では8部門、さらに31年ぶりに全演技部門すべてにノミネートされており、キャストの演技力の高さと笑えるストーリー展開が高評価を得ている。今回、主演男優賞に初ノミネートとなったブラッドリー・クーパーに本作について話を聞いた。
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──本作は製作総指揮もやられていますが、本作を製作、出演に至った経緯を教えてください。
ブラッドリー・クーパー(以下、ブラッドリー):本作はシドニー・ポラックからラッセル監督に何年も前に来た企画なんだ。マーク・ウォールバーグが主演予定だったが、スケジュールが合わず、ラッセル監督から「パット役をやらないか?」と声をかけられた。その時すでにデ・ニーロ、ジェニファーは配役が決まっていた。僕は他作品が入っていたが、デ・ニーロの息子役で、ラッセル監督と仕事ができるなんて断る理由がなかった。監督とは密にやりとりをし、編集やマーケティングに至るまで関わったんで、製作総指揮として名を連ねることになった。
──ロバート・デ・ニーロとは『リミットレス』に続いての共演となりますが、デ・ニーロとの共演について教えてください。
ブラッドリー:最高の俳優としかいいようがない。リアルで演技ではない空間を作ってくれる。ラッセル監督に求められたのは、キャラクターを演じるのではなく、なりきること。彼の行動をまさに自分が体験するということだった。デ・ニーロはまさにそこにいて、いつも待っていてくれる環境を作ってくれていたんだ。
──ジェニファー・ローレンスも若さを感じさせない迫力の演技でした。彼女との共演について教えてください。
ブラッドリー:撮影時は21歳という若さだったけれど、彼女は10歳であり、40歳でもあるような素質を持っているんだ。また、これだったらうまくいくということが直感的にわかる鋭さを持っている。少女のようなふるまいをした次の瞬間は「カメラはあっちのほうがいいのでは?このセリフはこう変えたら?」などど言って、それが実際にうまく進むから、みんなを感心させた。自分のことを笑える余裕がある。シリアスづくめというわけでないんだ。この感覚は人にも伝染するからやりやすかったよ。この映画のあとに、もう1本共演するけれど、引っ張りダコの彼女から学ぶことは多いよ。
──クライマックスのダンスシーンが素敵でした。ダンスレッスンはかなりされたのでしょうか?
ブラッドリー:撮影に入る前、数週間と撮影中も練習を重ねた。双極性障害に似たところがこのダンスもあって、3つの曲に変化するのが難しかった。でも練習によってジェニファーと一層、息が合うことができたのはよかったよ。
──34歳で『ハングオーバー』でブレイクされました。遅咲きともいえますが、将来への夢を抱く日本の若者にメッセージをお願いできますか?
ブラッドリー:自分はとても幸運に恵まれた。自分の仕事が本当に好きだし、ほかには得られない満足感が演技をしている時は感じられる。情熱を持って続ける鍵は、自分のやっていることを心から愛することだろう。愛せないのであれば、それはもしかしたら違うのかもしれない。やりたいことがあれば、ほかの人が「違うのではないか?」と意見しても耳を貸さないことも時には、必要かもしれない。内側からやりたいことがあれば、それを追いかけていくべきだ。俳優は小さな小屋でやる演技も、本作のような大きな映画の演技も同じように満足感を得られなければならない。
──作品の見所と、これから映画をみる日本の観客にメッセージをお願いします。
ブラッドリー:僕もパットから大きなことを学んだ。パットの経験・思考を体験することによって、ひょっとして持っているのかもしれない心の病への先入観がなくなり、それが共通して皆が持っている感情や状況であると理解したんだ。この作品で「思いやりと共感すること」について学んだ。誰でも人生のトラウマにあう可能性がある。コメディだし、ドラマであってひとつのジャンルにとらわれない映画だ。最初はパットがどんな奴かわからないが、だんだんと彼や映画にひきこまれていくんだ。スポーツカーに乗っているよなギアチェンジが激しい映画だが、笑って、泣いて楽しんでみてほしい。
2013年2月22日
『世界にひとつのプレイブック』
2013年2月22日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、新宿武蔵野館ほか全国公開
公式サイト:http://playbook.gaga.ne.jp/