ニュース&レポート

ジェイク・ギレンホール 映画『サウスポー』オフィシャルインタビュー

サウスポー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイートする
  • Facebookでシェアする
ジェイク・ギレンホール主演、『トレーニング デイ』『イコライザー』のアントワーン・フークア監督最新作『サウスポー』が、6月3日(金)より公開。本作はボクシングの元世界チャンピオンが、家族との絆を取り戻すため、再びリングへ上がる姿を描いた感動ドラマ。映画の公開を前に主演のジェイク・ギレンホール オフィシャルインタビューが到着しました。
ジェイク・ギレンホール 映画『サウスポー』オフィシャルインタビュー
全てをなくしたボクシングの元世界チャンピオン。彼は亡き妻と最愛のひとり娘のため、過去の自分に別れを告げ、再びリングに上る。本作は、どん底まで落ちたボクサーの復活劇を描いた正統派のボクシング映画でありながら、同時に亡き妻との強い絆を描いたラブストーリーであり、娘と父親が成長していく親子の物語でもある、心を揺さぶる珠玉の愛のドラマだ。

主人公のビリーを演じたのは、パパラッチに扮した『ナイトクローラー』の怪演が記憶に新しいジェイク・ギレンホール。6か月にわたり毎日6時間のトレーニングを行い、7キロ減量してボクサーのフィジカルを体得。特殊効果や編集にほとんど頼らず、ノースタントで演じた手に汗握るファイトシーンは圧巻だ。さらに、最愛の娘を守ることができない憤りや葛藤を圧倒的な演技力で繊細に表現。エネルギッシュなリングの上とは対照的な、不器用すぎる父親像にも注目だ。


──物語について
ギレンホール:『サウスポー』は、怒りを乗り越える一人の男についての物語だ。そして父親になるということがどういうことなのかを描いている。僕が演じた主人公のビリーは、怒りによって日々を乗り越えていき、キャリアを築き、大成功して大金持ちになり、映画の冒頭では絶好調の人生を送っている。そんな男が、妻の死をきっかけに、責任を取ることを学んでいく話で、怒りが間接的に自分を破壊してしまうということに気がつく。その感情と向き合って、一人の父親になっていくんだ。
──出演を決めた理由
ギレンホール:アントワーン・フークアが監督をするということが、僕がこの作品に興味を持った理由だ。何年も前に彼に会ったとき、一番初めに言われたのは、「私にはあなたの中に、他の人が今まで見出したことないものが見える」ということだった。僕は社交辞令として受け流していた。でも、このプロジェクトで再会したとき、彼は本当にそう感じていたと僕に力説してくれたんだ。あんな才能を持った人が、他人に対してこんなに信じてくれると、自分自身では分からない、何かを見つけることができるんだ。

彼の映画制作はとにかくものすごく力強くて、どこか暗い部分もあり、芯がある。だから皆好きなんだ。攻撃的で力がある一方で、彼はとてつもなく寛大な心を持っている。彼は僕にもそれを求めたし、僕の攻撃性を見たいと思って引き出した。自分に正直になれるのは、誰かを信頼しているときだけだ。僕に全てを差し出させたのは、監督の忍耐力、心、優しさだったんだ。彼の為だったら何でもするよ。
──監督とのトレーニングについて
ギレンホール:撮影を始めたころ、アントワーンとこの映画の主題は“犠牲になる”ということだと話し合った。ビリーがトレーニングをしている時もそうだし、最後に彼が成長する時もそうだ。だからアントワーンは僕の肉体的な訓練(ボクシングのトレーニング)にも一緒に参加すると決めたんだ。それは素晴らしいことだったよ。監督が自ら来て毎日僕を鼓舞してくれるんだ。
──役の準備について
ギレンホール:6カ月間監督と一緒に準備をした。プロのボクシング試合を何回も観戦して、1日2回トレーニングをした。 アントワーンはほとんど毎日、僕の1回目のトレーニングに来て、一緒にトレーニングをした。その後僕は1日の終わりにまたジムに戻ってきて、自分だけでトレーニングをしたんだ。それは何かが作り出せるという希望、キャラクターが発展していくという確信だった。
『サウスポー』
──フォレスト・ウィテカー(トレーナー・ティック役)について
ギレンホール:ビリーが、ティックに近づいていくという過程は、自分と向き合っていくという過程なんだ。 フォレスト・ウィテカーは物事を軽く考える役者ではないし、どんなことも恐れていないようにみえる。彼が参加してくれたのは最高だった。映画を観た人は全員、フォレストが画面に現れると“あること”が起こるんだ。予告編だけでも、みんなが振り向いて、「フォレスト・ウィテカーって最高だよね」って言うんだよ。「フォレスト・ウィテカーは素晴らしい!」って、分かるだろ?彼のことは大好きだ。
『サウスポー』
──レイチェル・マクアダムス(妻・モーリーン役)について
ギレンホール:レイチェルは何よりもこの役に専念していた。2 週間早くリハーサルに入っていたし、即興のシーンなど、いろいろな試みを試していた。それは刺激的なことだったよ。 映画が上手くいく為には、人間関係が必要不可欠な要素であり、映画の精神だと認識していた。彼女が演じるモーリーンが、ビリー・ホープと彼の娘であるレイラ・ホープ二人の動機であり、燃料なんだ。そこの真実味こそが、映画自体にどれぐらい真実味をもてるかということになる、ということを彼女は知っていたんだ。
──観客にむけて
ギレンホール:怒りの底には弱さがある。どこかにある種の傷を負っているんだ。ビリーはあるところでそれを見せる。彼は、妻を亡くし、娘とも離れるという、決して幸せとは言えない出来事に向き合い、そこから学ぶことができたんだ。それを経て本当の男となり、その結果、真の父親となることができたんだ。そして、僕はその考え方が好きだ。分かるだろ、父親だろうが母親だろうが、自分の根底には何があるのか、何が自分を弱くさせているのか、何が自分を人間たらしめているのかと言うこと。一方で、全ての人は怪物を内に秘めている。内面にファイターがいるんだ。全ての人は“その為ならば戦う”という何かを持っている。何かを信じている時には全てのことが戦う理由になるんだ。自分の人生を信じて戦い続けるんだよ。

2016年6月2日
『サウスポー』
2016年6月3日(金) ロードショー
公式サイト:http://southpaw-movie.jp