ハーメルン

福島会津の廃校を舞台に、その村で凛と生きる人々の姿を描いたファンタジー

ハーメルン

ハーメルン

2013年 日本 132分

監督:

坪川拓史

配給:

トリクスタ

ジャンル:

ドラマ

公式サイト:

http://www.hameln-film.jp/

公開日:2013-09-07

2013年9月7日(土)ユーロスペースほか全国順次ロードショー

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ある村の廃校に、その小学校の元校長先生(坂本)が暮らしていた。校長先生は、もう使われることのないこの校舎を修繕しながら、「消えゆく我が舎」をいとおしむように静かに日々を送っていた。しかし、いよいよその校舎も解体されることが決まる。ある日、かつてこの小学校で学んだ男・野田(西島)が博物館の職員として、校舎に保管されていた遺跡出土品の整理にやって来る。野田には、誰にも明かしたことのない「小さな秘密」があった。しかし校長や恩師であった綾子先生、その娘リツコ(倍賞)と接していくうちに、小学校での懐かしい記憶が呼び戻され、徐々に野田の心に変化が訪れる。そして校長の校舎に託する思いにも次第に共感を寄せるようになる。そんな折、村の老人施設にいた綾子先生が、隣町の大きな病院に移ることになる。娘のリツコに付き添われて村を離れる道すがら、綾子先生は学校に立ち寄り、校庭を見渡しながら小さく呟いた。「あの子たち、どこへ行ったんでしょうねぇ」。その時…。

福島会津を舞台に、廃校となった学校で一人静かに暮らす年老いた元校長先生と、過疎が進むその村に暮らす人々の記憶を穏やかに優しく描く。作品の舞台となるのは、日本の原風景とも言われる奥会津の昭和村。1場面1場面が、絵画のように美しく、ゆったりと流れる時間の中に紡がれる人々の記憶の物語は、まさに大人のファンタジー。本作でメガホンをとったのは、『美式天然』で 第23回トリノ国際映画祭にて、史上初のグランプリ&最優秀観客賞のW受賞を果たした坪川拓史監督。主人公・野田を演じるのは実力派俳優、西島秀俊。野田を温かく見守る恩師の娘・リツコを日本の名女優、倍賞千恵子が演じている。

監督:坪川拓史、出演:西島秀俊,倍賞千恵子,坂本長利