ニュース&レポート

樹木希林、孫娘・内田伽羅と『あん』で共演!「孫を預けるなら河瀬監督」

あん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイートする
  • Facebookでシェアする
ドリアン助川の同名原作を、河瀨直美監督、樹木希林主演で映画化する『あん』に、樹木の孫娘で、俳優・本木雅弘の娘、内田伽羅(うちだきゃら)が出演していることがわかり、本編シーンが解禁された。
樹木希林、孫娘・内田伽羅と『あん』で共演!「孫を預けるなら河瀬監督」

映画『あん』は、小さなどら焼き屋「どら春」を舞台に、一人の老女の作る絶品あんこを通して紡がれる人間ドラマ。

内田が演じるのは、家庭環境に問題を抱え、永瀬正敏演じる千太郎が働くどら焼き屋「どら春」に、いつも潰れたどら焼きだけをもらいに通っている女子中学生“ワカナ”。かねてから、「役者に限らず若いうちから様々なタイプの人と接することは、人間を豊かにしてくれるもの」という祖母・樹木の思いがあり、「河瀨監督の創造性に触れることは、貴重な経験になる」と、オーディションを薦められたのが出演のきっかけだったという。樹木と内田は是枝裕和監督作『奇跡』に出演しているが、共演シーンは本作が初めてのこと。

内田は1999年9月16日東京生まれの16歳。小山薫堂脚本、THE 世界遺産ディレクターによる、『FURUSATO 宇宙 からみた世界遺産』で2010年に映画デビュー。その後の『奇跡』では、第26回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞している。

また、ワカナの母親役に水野美紀、千太郎の店のオーナー役に浅田美代子も出演していることも分かった。



内田伽羅(うちだきゃら)コメント


「あん」出演理由
かねてから、役者に限らず若いうちから様々なタイプの人と接することは、人間を豊かにしてくれるもの…という祖母、樹木希林の思いがあり、河瀬直美さんの独自の創造性に触れることは、私にとって貴重な経験になるであろう、と、オーディションを薦められました。基本的に、英国にて学業中心の生活を送っているので、河瀬監督が仕事で訪れていたパリにて初めてお会いしました。その後、演技経験も少なく不安も多かったけれど、思春期のワカナと同じく14歳の自分と重ね合わせる形で取り組むことになりました。学校の休みを中心に利用しながら、日本での撮影に季節ごとに参加しました。撮影前から、久米川のワカナが暮らしているとする団地の一室に寝泊まりし、通学路、図書館、商店街など、ワカナの生活を追体験しながら、自転車で現場に通いました。監督からは、できるだけワカナの気持ちに寄り添う姿勢を心がけるように言われ、ワカナが作家志望ということもあり、時折、いくつかの小説を手渡されました。
幼い頃から英語中心の学校生活をしてきたため、難しい本もありましたが、ワカナ的感性を育むと共に、日本語力の助けにもなりました。余談ですが、初めて袖を通したセーラー服が新鮮でした。

河瀬組の撮影は、特に光へのこだわりがあり、時間をおいて同じシーンを再撮したり、急遽、別カットが増えたりと、撮影のテンポに慣れていくのに少し苦労しました。ある時、光によって映像が変わる様子を実際に監督から見せてもらい、そのこだわりに感動しました。特に印象に残っているのは、全生園の森で行われた夢のシーンで、予定外の雨が降るなか、監督の希望で撮影が進みました。 白いブラウスと素足に下駄で、とても寒かったけれど、雨に濡れながら、その冷たさが伝わり、自然と徳江さんの孤独に近づけた気がしました。

この機会に初めて知ったハンセン病については、その歴史の重さと苦しみに衝撃を受けました。特に資料館を見学した時には、言葉を無くしました。また、それとは、裏腹に、お話を伺えた実際の元ハンセン病患者でもある森本さんが、とても前向きで明るい印象であったことに驚き、逆に励まされました。

河瀬さんは、自然や人間に対してとても敏感で、あらゆることにとても丁寧な人でした。仕事をしている姿に深い情熱を感じて、自分もいつかあんな大人になりたいと思います。

樹木希林との撮影について
役柄上、徳江役の祖母とは距離を置くように言われていました。
仕事をしている祖母の姿を見るのは初めてでしたが、常に率直で、あまりに普段と変わらないので、とても祖母らしいと思いました。

永瀬正敏の印象
今回、初めてお会いしましたが、物静かで優しく、物語の千太郎さんそのものでした。お芝居で素人の私のことも、辛抱強く見守って下さりとても有り難かったです。

両親の様子
河瀬監督との出会いは、思春期の自分にとって貴重な体験になる、
という祖母の考えに賛同し、あとは皆さんにお任せするという姿勢でした。役者としてという風に気負わずに、豊かな人生経験になるといいね、と送り出されました。
学校の休みを縫って、日英を行き来する撮影だったので、特に体調管理には心がけるよう言われました。

渡英理由など
幼い頃からインターナショナルスクールに通っていたので、どこか留学には興味があり、小学校を終えたタイミングで留学を考えました。男兄弟にはさまれていたので、女子校を体験してみたいという思いもあり、以前、訪れた時に落ち着いた雰囲気に魅かれたイギリスの学校に決めました。
学校は寮生活で、ロンドンから少し離れた緑豊かな場所にあり、土曜日まで授業もあり、宿題の多さも含め、とても忙しく毎日を送っています。時々、自宅のあるロンドンに戻っては、自然と都会の落差を楽しむことができます。現在、学校にてハープのレッスンを受け、美しい音色に近づけるよう練習中です。敢えて、日本語のレッスンも受けていますが、その奥深さと難しさに奮闘、努力中です。
2015年3月18日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『あん』
2015年5月30日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://an-movie.com/