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渡辺謙作監督が米ニューヨークで「アイーン」を披露!映画『エミアビのはじまりとはじまり』

エミアビのはじまりとはじまり

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『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作がメガホンをとった最新作『エミアビのはじまりとはじまり』が、米ニューヨークで開催されている「第10回 JAPAN CUTS」でワールドプレミア上映され、渡辺謙作監督が登壇した。
渡辺謙作監督が米ニューヨークで「アイーン」を披露!映画『エミアビのはじまりとはじまり』

人気上昇中の漫才コンビ“エミアビ”の片割れ・海野が、ある日突然自動車事故で死んだ。遺された相方の実道はマネージャーの夏海を連れ、海野の車に同乗していた雛子の兄でエミアビの先輩であり恩人・黒沢に会いに行く…。映画『エミアビのはじまりとはじまり』は、遺された者たちが繰り広げる、“笑い”がつなぐ希望と再生のファンタジック・ヒューマン・ストーリー。

『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が、『フレフレ少女』以来8年振りにメガホンをとった本作。ドラマ「あまちゃん」「64」などの森岡龍が主人公の実道を演じ、海野役には映画『桐島、部活やめるってよ』、auのCM新シリーズで一寸法師役に大抜擢された前野朋哉。その他にも黒木華、新井浩文など、日本映画界を支える俳優陣が集結する。

7月14日からアメリカ・ニューヨーク・ジャパン・ソサエティーで開催されている「第 10 回 JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!」では、現地時間24日(日)に世界初となるワールドプレミア上映。満席近い場内からは、漫才シーンであちこちから笑い声があがり、Q&Aではメガホンをとった渡辺謙作監督が登壇した。

「今回ジャパンカッツに出品されるということで不安だったのは、日本のお笑いの文化を知らない方々が、これを観てどう思うのか?ということでした。漫才、ハリセン、タライというのは、トラディショナルなジャパニーズコメディです。皆さんの反応がとても楽しみでした」と監督が語ると、会場からはあたたかな拍手が送られた。

さらに、「この映画は「死」からの再生の話です。もともと、悲劇と笑いというのはマッチするものだという意識がありました。作っていて、ただ笑うだけ、ただ泣くだけの映画にはしたくないと思いました」と本作への想いを語った。
質疑応答は、日本の漫才についての質問が集中。「漫才のネタは映画のために10本くらい書きました。漫才の台本を書くのはすごく難しい作業でしたが、主演の森岡くんと前野くんがいてくれたから、この漫才は成立できました。今度、実は彼らは実際の漫才グランプリ(M-1 グランプリ 2016)にも挑戦することが決まりました!」と伝え、さらに劇中のネタについても質問が挙がり、監督が自ら志村けんの「アイーン!」などを披露し、会場は爆笑に包まれた。

最後に、「統計はとっていないけども、人間はおそらく1日1回くらいは笑っていると思います。それくらい笑いは日常に根づいていて、人間が必要としているものだと思います。そういうものこそ、一番パワーを持っていると僕は思っています」という力強い言葉で締めくくり、大盛況でトークは終了した。
2016年7月26日
『エミアビのはじまりとはじまり』
2016年9月3日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー