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松山ケンイチ、警戒区域内の農家を舞台にした映画『家路』に主演!オール福島ロケで来春公開

家路

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俳優・松山ケンイチが、東日本大震災以降の福島を舞台に、3月11日以降失われてしまった故郷への帰還と家族の再生を描く、映画『家路』に主演することがわかった。
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舞台は警戒区域内。放射能によって立ち入りが出来なくなり無人となった地に、かつて故郷を捨てた男が帰郷し、汚された土を耕し暮らしはじめ、その過程でばらばらになった家族が再会する―。

本作で松山ケンイチが演じるのは、高校時代にある事件の罪を被って家を出た次男・沢田次郎。松山は、「次郎というキャラクターは人間界と自然界があれば自然界で生きようとする役柄。自然を抱擁しようとする大きな人間の美しさが脚本に表現されています。素晴らしい脚本の美しさを損なわないように観客の皆様に届けたいと思っています」とコメントを寄せている。

次郎の兄・総一には、テレビ「とんび」での好演も記憶に新しい内野聖陽。二人の母親を演じるのは、『はじまりのみち』『共喰い』と話題作が続く実力派女優・田中裕子。総一の妻・美佐役には、『かぞくのくに』などで昨年度各賞の女優賞を総ナメした安藤サクラ。その他にも、山中崇、光石研、田中要次、石橋蓮司といった実力派が脇を固める。

監督は、テレビドキュメンタリーのディレクターとして25年以上のキャリアを持ち、2007年のカンヌMIPDOCで世界の8人のドキュメンタリストに選出された久保田直。本作で劇映画デビューを果たす久保田監督は、「福島の警戒区域は閉ざされた空間になってしまっていますが、その土地に対する“想い”は閉じ込めてはいけないと思い、警戒区域内の故郷へ戻る物語を描こうと思いました。本気で考えて現場に入ってくれているキャストの方々との現場は、劇映画という“虚”を撮りながら、“実”を感じることが出来て、非常に手ごたえを感じています。これまでドキュメンタリーを撮ってきましたが、ドキュメンタリーでは描ききれないものを、 本作で描きたい、描くことが出来るのでは、と思っています」と意気込みを語っている。脚本は、寡作ながら『いつか読書する日』『スープ・オペラ』『独立少年合唱団』という秀作を手掛けてきた青木研次のオリジナルシナリオとなる。

映画『家路』は2013年6月クランクイン、オール福島ロケ。来春の公開を予定している。
2013年6月19日