ニュース&レポート

俳人・小林一茶の知られざる生涯 リリー・フランキー主演『一茶』公開決定

一茶

  • Facebookでシェアする
  • ツイートする
藤沢周平が、稀代の俳諧師・小林一茶の知られざる半生を綴った傑作「一茶」が、リリー・フランキー主演で映画化、2017年に公開されることがわかった。
俳人・小林一茶の知られざる生涯 リリー・フランキー主演『一茶』公開決定

没後20年を迎える藤沢周平が遺した傑作「一茶」(文春文庫)。牧歌的な人物として語られがちな一茶のイメージを刷新し、一人の男の破天荒な生きかたを綴った同作は、長年にわたる家族との愛憎、世間との埋まらない溝への葛藤、時に執拗なまでに求めた愛情など、知られざる人間・小林一茶とその家族の物語を描く。

映画化にあたっては、主人公・一茶役に、リリー・フランキー。『凶悪』『そして父になる』などの話題作をはじめ、邦画界で欠かすことの出来ない存在感放ち続けるリリーが、個性溢れる一人の男として軽妙に、時に滋味深く演じる。一茶との確執を持ちながらも彼の作品に強い影響を与え続けた母・さつを中村玉緒、一茶思いの異母弟・仙六を伊藤淳史、父・弥五兵衛を石橋蓮司、最初の妻・菊を佐々木希が演じるほか、水川あさみ、立花美優、高橋かおり、内野聖陽、奥田瑛二ら実力派俳優による豪華競演が実現した。

監督は、『かぶき者慶次』『ナイフの行方』『テンペスト』など手がけた吉村芳之。脚本を『武士の献立』『武士の家計簿』など時代劇を得意とする柏田道夫。本作品は2016年9月15日よりクランクインし、一茶の故郷である長野県を中心に撮影を行い2017年完成・公開予定。

リリー・フランキー コメント


一茶の句が、何故、今も人々に愛されるのかを、自分なりに考え、一茶自身の愛しさを伝えることができたらと、恐縮しながら、真摯に向き合いたいと思います。 一茶のように、低い目線で、人間臭く生きてゆくこと。その在り方と、挫けない気持ちを少しでも定着できるよう、無欲の欲で、作品に献身したいと思います。

吉村芳之 監督 コメント


人は自分の思うままに生きようとすると周囲と衝突し迷惑をかけときには非難を浴びる。で、つい気持ちが萎え遠慮することになる。老いてくるとますますその傾向が強くなる。しかし一茶は、居場所を求め愛を求め思いのままに生涯を貫いた。そこから彼の句が生まれる。「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」、「露の世は露の世ながらさりながら」・・・。正反対に見える作風の根っ子は実はひとつなのだ。愛おしい男の物語である。

松田貢 エグゼクティブ・プロデューサー コメント

吉村監督から「一茶」を映画化したいと言われたのがきっかけで、早速原作の藤沢周平「一茶」文春文庫刊を読んでみて、私の想像していた一茶像とはあまりにもかけはなれていました。こんなにも人間臭く、老人になってもバイタリティーのある生き様に衝撃を覚えました。映画化の実現に向けて立ち上がったのが、2年前です。当初資金的にも、興業的にも困難な問題だらけでした。しかし私達の思いに賛同していただける出資社、配給会社が現れ、実現に向けてクランクイン出来た事に感謝します。この映画を見て若者は「一茶」の生き様に衝撃を覚え、中年は困難な人生に前向きに生きる事を再認識し、老年は自分の欲求の追及に自信を深めます。全ての人が感銘する映画になる事を確信しております。来年モントリオール映画祭に出品する予定です。日本人の素晴らしさを海外で分かってもらえる作品になることと思います。


『一茶 』
出演:リリー・フランキー 伊藤淳史 石橋蓮司 佐々木希 水川あさみ 立花美優 高橋かおり 内野聖陽 奥田瑛二 中村玉緒
原作:藤沢周平 (文春文庫)
監督:吉村芳之
脚本:柏田道夫
(C) 2017「一茶」製作委員会
配給:KADOKAWA

2017年 公開
2016年10月13日