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福井晴敏原作・阪本順治監督、戦後史最大のタブー「M資金」をテーマにした大作『人類資金』を製作

人類資金

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『亡国のイージス』から8年。作家・福井晴敏と監督・阪本順治とが再び手を組んだサスペンス大作『人類資金』の製作が決定。戦後史最大のタブー「M資金」をテーマに、世界を支配する金融資本主義に切り込んだ作品で、映画と小説、完全連動&同時進行プロジェクトとなることが発表された。
福井晴敏原作・阪本順治監督、戦後史最大のタブー「M資金」をテーマにした大作『人類資金』を製作

映画『人類資金』は、作家、福井晴敏のプロットを元に、福井・阪本順治監督の共同脚本で映画化。戦時中、日本軍がアジア全域から集め、秘匿した金塊・財宝をベースにした秘密基金、通称「M資金」をテーマに、国際的なマネーゲームや騙し合い、陰謀が渦巻く中、蜜に群がる人間の果てしない欲望と、人間の尊厳を守ろうとするものたちの闘いをスリリングに描き出していく。

出演者の詳細は明らかになっていないが、撮影は全てオールロケとなり、2月下旬よりロシアのハバロフスクを皮切りに、3月にタイと日本、そして4月にはニューヨークと、4ヶ国にまたがるロケを敢行。特に2月の平均気温マイナス21度というハバロフスクから39度のタイへ、気温差60度という強行軍で、世界を股にかける映画ならではのタフでハードな撮影スケジュールとなるようだ。

一方原作は、公開と時期を同じく今秋に複数巻で講談社より文庫書き下ろしとして発売を予定。映画と小説が同時進行していく新しい形でのメディアミックスを図る完全連動プロジェクトとなる。

阪本監督は、「私たちは何も知らないに等しい。これは、多くの人々の実感のはず。私たちの人生は、自ら選択したものなのか、それとも、これはなにかのゲームなのか。もし不毛なゲームなら、終わらせるには、誰かが動かなきゃいけない。動けば〝マネー〟との戦いが……。福井晴敏原作を旅程のガイドブックに、まだ見ぬ景色を求めて、私たちは旅を始めます。まだ見ぬ景色……たとえ幻視であっても、それを提供できるのが映画。あぁ、こんな景色があったのか、と膝をポンと叩いて頂けるような娯楽作品に仕上げたいと思います」とコメント。

原作者の福井も「本当の豊かさってなんだろう?お金は、経済は、誰のために回っているものなのだろう? いま、世界中の人間が感じている居心地の悪さと真正面に向き合い、無謀にも戦いを挑んだ人々の姿を描くのが本作です。消費されるつもりはありません。それ以上に豊かななにかを届けられる映画の力を信じ、全スタッフ不退転の覚悟で世に問います」と意気込みを語っている。

映画『人類資金』は、松竹配給で今秋公開を予定している。
2013年2月7日
『人類資金』
2013年10月19日(土)より、全国ロードショー
公式サイト:http://www.jinrui-shikin.jp/