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真木よう子、「歌うならば椎名林檎と一緒に!」自ら提案で奇跡のコラボレーション

さよなら渓谷

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吉田修一の同名小説を大森立嗣監督、真木よう子主演で映画化した『さよなら渓谷』(6/22公開)。本作のエンディングテーマで、椎名林檎(作詞・作曲)と真木よう子(歌)のコラボレーションが実現した。
真木よう子、「歌うならば椎名林檎と一緒に!」自ら提案で奇跡のコラボレーション

緑豊かな桂川渓谷で起こった、幼児殺害事件。実母が容疑者として逮捕され、事件は終息へ向かうと思われた。そんな中、隣家に妻とふたりで暮らす尾崎俊介(大西信満)に、その母親と不倫関係にあったという疑惑が浮上する。その証言をしたのは、なんと俊介の内縁の妻、かなこ(真木よう子)だった。現場取材を続ける週刊誌記者の渡辺(大森南朋)は、15年前に起きた、レイプ事件にたどり着く。それはふたりの夫婦の、とてつもない秘密を暴き出す――。

原作は「悪人」「パレード」「横道世之介」など、海外でも高い評価をうけている芥川賞作家・吉田修一の長編小説「さよなら渓谷」。人の心に潜む「業」に迫った重厚で壮絶な物語は、「悪人」を超えたとの呼び声も高い。監督にはベルリン国際映画祭招待作として上映された『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』、『まほろ駅前多田便利軒』で、熱烈な支持を得ている大森立嗣。そして主演の真木よう子は本作で『ベロニカは死ぬことにした』以来7年ぶりの単独主演を果たし、事件の被害者ながら加害者を愛する、という難役に挑んでいる。

今回のエンディングテーマは、エンドロールまで映画の世界感を残したいというプロデューサーからの発案で真木よう子が歌うことになったが、「歌うのであれば、ぜひ椎名さんとご一緒したい」と真木自身の提案で、もともと親交のあった真木と椎名とのコミュニケーションにより、奇跡のタッグが実現した。

真木は、2011年にTOKYO No.1 SOUL SETのデビュー20周年を記念した企画アルバムで往年のヒット曲のカバーを歌っているが、今回は自身の主演作で本格的な主題歌を担当。真木は、「私だけでなくスタッフやほかの共演者の方々も一丸となった大切な作品だったし、大好きな椎名さんから楽曲提供していただくとても光栄なことだからこそ、最後の最後で歌手でもない私が歌う事のプレッシャーが大きくて、責任感や不安がありました。でも歌うと決めたからには頑張ろう、それだけでした」とコメント。

椎名による楽曲「幸先坂(さいさきざか)」については、「椎名さんの曲をたくさん聞いていたので、既存曲の中だったら「落日」という曲があってるんじゃないかなっていうことを思ってたのですが、実際出来上がってきた歌は想像をはるかに超えてきたというか、この作品にぴったりの曲を上げてきてくださったので、椎名さんの才能に改めて驚きました」と絶賛。「かなこは、被害者ではあるけれど、この物語は決して不幸な結末ではないと思っているのです。これからの人生を歩んでいくという希望を匂わせたエンディングであると思ってたこともあり、そういうこともしっかりと汲み取って表現してくださった気がしたのです」。そして、「主人公「かなこ」を演じた責任もありましたし、技術的なことはできないけれど、映画を観終えたお客さんが、まるでかなこが歌っているかのように感じて頂ければ幸いです」とメッセージを寄せた。

一方、映画を観て楽曲を書き下ろした椎名林檎は、「鑑賞し終わったとき、無音のエンドロールをぼんやり眺めていると、真夏の土の匂いのように音楽が沸き上がりました。ずっと昔から渾渾と生まれて来ていたのにずっと見ないフリをして済ませて来ていたかのように、この映画には、一貫して、作為とは無縁の大自然が横たわっていたのです。だからこちらから提供する素材も、決して調理しないよう気を付けました。真木よう子氏も、同じ考えをもって声を出していたのではないでしょうか。はじめからおわりまで、圧巻の名演でした。銘作の完成、本当におめでとうございます」とコメントしている。

『さよなら渓谷』
6月22日(土)、全国ロードショー

真木よう子 大西信満 鈴木杏 井浦新 新井浩文 木下ほうか 三浦誠己 薬袋いづみ 池内万作 木野花 鶴田真由 大森南朋
監督:大森立嗣
原作:吉田修一『さよなら渓谷』(新潮文庫刊) 
エンディング・テーマ:「幸先坂」 歌:真木よう子 作詞・作曲:椎名林檎
配給:ファントム・フィルム
2013年3月13日
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『さよなら渓谷』
2013年6月22日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://sayonarakeikoku.com/