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夫が過ごした最期の時間をめぐる旅 深津絵里×浅野忠信『岸辺の旅』予告編が完成

岸辺の旅

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本年度(第68回)カンヌ国際映画祭 ある視点部門で“監督賞”に輝いた、黒沢清監督作品『岸辺の旅』(10/1公開)の予告編が解禁された。
夫が過ごした最期の時間をめぐる旅 深津絵里×浅野忠信『岸辺の旅』予告編が完成

本作は、湯本香樹実がが2010年に発表した小説「岸辺の旅」を、世界的名匠・黒沢清監督が映画化した究極のラブストーリー。今年5月に行われた第68回カンヌ国際映画祭では、ある視点部門に出品され、監督賞を受賞した。

物語は、夫の優介(浅野忠信)が失踪してから3年。妻の瑞希(深津絵里)は喪失感を経て、ようやく、ピアノを人に教える仕事を再開し、日々を暮らしていた。そんなある日、突然、夫が帰ってきた。そして、帰宅した優介は瑞希に「俺、死んだよ。」と告げる。そして「一緒に来ないか、きれいな場所があるんだ。」という優介に誘われるまま、2人で旅に出る瑞希。それは夫が失踪してから、自宅に戻ってくるまでの3年間でお世話になった人々を訪ねていく旅だった。

ひとつめの町では新聞配達を生業とする孤独な初老の男性を、ふたつめの町では小さな食堂を営む夫婦を、みっつめの町では山奥の農園で暮らす家族を訪ねる2人。失われた時を巡るように、優介と一緒に過ごし、優介が見たこと、触れたこと、感じたことを、同じ気持ちで感じていく瑞希。旅を続けるうちに、瑞希はそれまで知らなかった優介の姿も知ることになる。お互いへの深い愛を、「一緒にいたい」という純粋な気持ちを改めて感じ合う2人。だが、瑞希が優介を見おくり、言えなかった「さようなら」を伝える時は刻一刻と近づいていた―。

黒沢清監督初の“旅の映画(ロードムービー)”となる本作。予告編では、浅野&深津演じる夫婦が巡る日本各地の美しい風景が、「あまちゃん」でおなじみの大友良英によるフルオーケストラの音楽と共に映し出され、切ない愛に生き、その時間をとどめようとする夫婦の愛情物語をドラマチックに彩る。また、旅の途中で出会う人々には、小松政夫、蒼井優、柄本明。存在感のある名優たちが揃い、生と死を巡る奥深い物語をしっかりと支えている。

2015年8月11日
『岸辺の旅』
2015年10月1日(木)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー
公式サイト:http://kishibenotabi.com/