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日本人初のカンヌ監督賞 黒沢清監督に深津絵里と浅野忠信が歓喜のコメント
岸辺の旅
第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で、日本人初の監督賞を受賞した黒沢清監督。受賞作『岸辺の旅』で、W主演で夫婦役を演じた深津絵里と浅野忠信から、歓喜のコメントが到着した。

3年間、失踪していた夫が突然帰ってきた。だが、夫は「俺、死んだよ」と妻に告げるそして、夫が過ごした最期の時間をめぐる、夫婦ふたりの旅がはじまった―。
映画『岸辺の旅』は、湯本香樹実が2010年に発表した同名小説を、世界的名匠・黒沢清監督が映画化。主演には、数々の映画賞を受賞した『悪人』で、第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した深津絵里と、映画『マイティ・ソー』でハリウッド映画デビューを果たし、『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した浅野忠信という国際的に活躍する2人がW主演。初の夫婦役で、“究極のラブストーリー”を演じる。
第68回カンヌ国際映画祭では、17日(日)深夜に公式上映が行われ深津絵里、浅野忠信、黒沢監督がレッドカーペットと舞台挨拶に登場。上映後は満員の観客席からのスタンディングオベーションに加え、会場外でも5分以上のスタンディングオベーションが続くなど、現地でも異例の盛り上がりを見せていた。
黒沢監督は、2008年に『トウキョウソナタ』で同部門の審査員賞を受賞しており、今回はそれに続く受賞。日本人としては初の監督賞受賞となった。
深津絵里 コメント
黒沢監督!監督賞、受賞おめでとうございます。最高に最高にうれしいです。すばらしいです。
私にとって絶対忘れることの出来ない強烈な作品のひとつとなりました。
このめぐり合わせに感謝。
早く喜びを分かち合いたいなぁ。
浅野さんと日本でお待ちしています。
浅野忠信 コメント
黒沢監督!「岸辺の旅」カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞受賞!本当におめでとうございます!!!
そしてありがとうございます!!!
監督と深津さんとこの映画を作れたことを心から誇りに思います。
2015年5月27日
- 『岸辺の旅』
- 2015年10月1日(木)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー
- (C)2015「岸辺の旅」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS