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山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー共演『凶悪』第1弾ポスタービジュアルが解禁

凶悪

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日本を震撼させた史上最悪の凶悪事件を描いたベストセラーノンフィクションを、山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー共演で映画化した『凶悪』(製作・配給日活、9月21日全国公開)の第1弾ポスタービジュアルが解禁。メインキャスト3人のコメントも届いた。
山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー共演『凶悪』第1弾ポスタービジュアルが解禁

本作の題材となる事件とは、ある死刑囚が獄中から告発した殺人事件の真相を、死刑囚の言葉を頼りにひとりの雑誌記者が暴き、ペンの力で警察をも動かし首謀者逮捕に至らせたというもの。この一連の物語をドキュメントとした原作 新潮45編集部編『凶悪 ある死刑囚の告発』(新潮文庫刊)は、2009年に文庫化されると10万部を超えるベストセラーを記録。また、2011年12月「ビートたけしPresents 奇跡体験!アンビリーバボー」(CX)にて本作の特集が組まれ、大きな話題を呼んだ。

物語は、ある死刑囚の告白から始まる。「明朝24」編集部に舞い込んだ獄中からの手紙には、「自分は死刑判決を受けた事件の他に、誰にも話していない3つの殺人に関わっています。そのすべての首謀者は、自分が先生と呼んでいた男です。そいつが娑婆でのうのうと生きているのが許せない、この話を記事にしてもらい、先生を追いつめたい」。果たして、死刑囚の言葉は真実なのか?“先生”とは何者なのか?事件の真相を追い求めるジャーナリスト・藤井が辿りつく先に待つものとはー。

警察も知らない事件を暴くため奔走するジャーナリスト・藤井を演じる山田孝之は、出演を決めた理由を「雑誌記者である藤井が、須藤と木村の狂気、事件の異常さに触れて変わっていくところに面白さを感じました」とコメント。役作りについては、「正義とはあくまで自分の中だけにあるもので、それは時として他人にとっては悪とも成りうるもの。藤井が持つ正義心は木村への強い憎しみへ変わり、いつしか狂気の方向へ暴走してしまう。その感情の変化がこの映画では何よりも重要と感じていたので、実話ということを深く意識せず、脚本に書かれた藤井の人物像を理解し、表現することに注力しました」と振り返り、「この作品には無視することのできない要素がたくさん含まれていると思っています。エンターテイメントとしてだけで終わることなく、観た方それぞれが、今自分が置かれている環境や社会について考えるきっかけとなれば嬉しく思います」とコメントを寄せている。

獄中から衝撃の告白を展開し、藤井と未解決事件の接点を見出す死刑囚・須藤を演じるピエール瀧は、人殺しで死刑囚の役と聞き、「須藤という人物と同じ気持ちになることはできない」と感じたという。瀧は、「監督から強い覚悟と決意を感じたので、この作品に参加させていただきたいと思いました。暴力シーンを初めて演じた時は嫌な気持ちでしたが、芝居を重ねるうちに徐々にその気持ちが薄れていく感覚がありました。それが、暴力が持つ魔力であり、暴力の本質なのではないかと思います」

そして、殺人事件の首謀者と目される先生(役名:木村)を演じるリリー・フランキーは、瀧との共演について、「劇中でピエール瀧さん演じる須藤に睨まれた時、役を越えて本当に悲しい気分になりましたが、昔からよく知っている彼との関係が、木村と須藤の関係性にも反映され、芝居によりリアリティを持たせることができたと感じています」。物語については、「木村や須藤は常軌を逸した人物だけれども、どこか普通の人間らしい一面も時にはあり、また藤井は正義なのか偏執狂なのかわからない。それぞれの二面性が描かれて魅力的な脚本でした。原作も脚本の後に読ませていただきましたが、「こんなにも悲惨な事件が日常に行われていたのか」という驚きとともに、色々と考えさせられる部分がありました」とコメントしている。

本作のメガホンを取るのは、反体制的視点から日本社会にメスを入れ続けた唯一無二の映画監督、若松孝二に師事した若松プロダクション出身の映画監督、白石和彌監督。実在の凶悪殺人事件の真相を描くとともに、内在する日本の社会問題をもあぶり出す。
2013年3月29日
『凶悪』
2013年9月21日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
公式サイト:http://www.kyouaku.com/