ニュース&レポート

中野量太監督、中島京子の小説「長いお別れ」を映画化 認知症をテーマに描く家族の物語

長いお別れ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイートする
  • Facebookでシェアする
直木賞作家・中島京子が、認知症をテーマに描いた小説「長いお別れ」(文春文庫刊)が、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督により映画化されることがわかった。
中野量太監督、中島京子の小説「長いお別れ」を映画化 認知症をテーマに描く家族の物語

認知症を患い、日々「父」でも「夫」でもなくなっていく元・中学校校長の昇平と、どんな時も家族に対して献身的な愛情を絶やすことのない母・曜子。そして人生において様々な岐路に立たされている二人の娘、芙美と麻里。彼らは日に日に遠ざかっていく父の記憶の中に、家族の誰もが忘れかけていた、それぞれの人生を生き直すために必要な、ある“愛しい思い出”が今も息づいていることを知る…。

「小さいおうち」で第143回直木賞を受賞した、中島京子の「長いお別れ」は、認知症を患い記憶や言葉を失っていく自身の父親と暮らした日々の実体験をもとに、暖かく切ない筆致でつづった珠玉の作品。第10回中央公論文芸賞、第5回日本医療小説大賞を受賞した。

監督を務めるのは、初めての長編商業映画『湯を沸かすほどの熱い愛』が、日本アカデミー賞主要6部門を含む国内の映画賞計34部門を受賞した中野量太。常にオリジナル脚本で独自の世界を創り続けてきた監督が「オリジナル脚本へのこだわりを簡単に捨てられた」と語るほど中島京子の原作に惚れ込み、初めて小説の映画化に挑戦。今作では、大切な人の顔や名前すらも忘れていく父と、その家族たちの幸福で愛しい7年間の日々を描く。

本作は2018年8月末よりクランクインしており、9月いっぱいでクランクアップ予定。公開は2019年を予定している。

監督・脚本: 中野量太 コメント

『長いお別れ』は、僕にとって初の原作を元にした映画になります。この本を読んだ時、オリジナル脚本へのこだわりを簡単に捨てられました。それくらい撮ってみたいと思えたし、僕の頭の中で面白くなる想像が、どんどん膨らみました。アルツハイマー型認知症を患った父を持つ家族の話なのに、何度も笑って、何度も優しい気持ちになって。僕が描きたい家族の映画がそこにありました。
納得の脚本に仕上がりました。そこに素晴らしい俳優陣が集まってくれました。認知症を扱った映画としては、今まで観たこともない作品になると思います。ずっと家族を映画で描いてきた僕の、また一歩進化した最高傑作を目指します。

原作:中島京子 コメント

『長いお別れ』は、認知症を患った父親とその家族を描いた物語です。認知症と聞くと、年老いた親が壊れていってしまうと身構える方が多いと思うのですが、発症してからが長いこの病気と向き合う時間は、ただつらいだけの日々ではなく、涙もあれば笑いもあります。家族にとっての大事な「別れの時間」だと、私は思っています。映画の中で、素晴らしい俳優さんたちが、どんなふうに演じてくださるのか、いまからとても楽しみにしています。


『長いお別れ』
監督:中野量太
脚本:中野量太、大野敏哉
原作:中島京子「長いお別れ」(文春文庫刊)
配給:アスミック・エース 
製作:『長いお別れ』製作委員会
公式サイト:http://nagaiowakare.asmik-ace.co.jp/
(C) 2019『長いお別れ』製作委員会 (C)中島京子/文藝春秋

2019年 全国ロードショー
2018年9月13日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加