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『独裁者と小さな孫』マフマルバフ監督がロベール・ブレッソン賞受賞!10月来日も決定

独裁者と小さな孫

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昨年度の東京フィルメックスにて観客賞を受賞した映画『独裁者と小さな孫』のモフセン・マフマルバフ監督が、第72回ベネチア映画祭でロベール・ブレッソン賞を受賞。今年12月12日(土)の日本公開を前に来日することも決まった。
『独裁者と小さな孫』マフマルバフ監督がロベール・ブレッソン賞受賞!10月来日も決定

独裁政権に支配される国。ある日、クーデターが起こり、老いた独裁者は幼い孫と共に逃亡を余儀なくされる。彼は多くの罪なき国民を政権維持のために処刑してきた冷酷な男だった。変装で素性を隠しながら、独裁者と孫は海を目指す。二人が逃亡の旅で目の当たりにする驚くべき光景、そして自らの過去の罪に追われる独裁者と孫の衝撃的な結末とは…。

映画『独裁者と小さな孫』(原題:THE PRESIDENT)は、『カンダハール』『パンと植木鉢』『ギャベ』など数々の傑作を生み出してきたモフセン・マフマルバフ監督の待望の最新作。ヨーロッパで亡命生活を続ける巨匠が、平和への渾身の願いを込めた本作は、観る者の魂に突き刺すほどの衝撃的な内容ながらも、人間愛とユーモアに溢れ、スリルと冒険と希望が詰まった感動傑作だ。

そんなマフマルバフ監督が、9月2日より開催されていた第72回ベネチア映画祭でロベール・ブレッソン賞を受賞した。この賞は、同映画祭において、人生における精神的な意味を探求するために困難な道を歩んでいる監督の功績をたたえて与えられる賞。1999年に設立され、過去にマノエル・ド・オリヴェイラ、アレクサンドル・ソクーロフ、ケン・ローチ、ヴィム・ヴェンダースらが受賞した。監督はこの賞を、ウクライナの映画監督オレグ・センツォフにささげるとコメントしている。センツォフ監督は、クリミア自治共和国のロシアへの併合に反対を唱えているとして、昨年ロシア連邦保安庁に逮捕され、現在も投獄されたままである。

また、本作の日本公開を記念して、マフマルバフ監督の来日が決定。2013年に開催された第14回東京フィルメックス以来の2年振り6回目の来日となる。10月19日から来日し、滞在中には同じくカンヌ受賞監督である河瀬直美監督とのトークイベントも予定している。

2015年9月17日
『独裁者と小さな孫』
2015年12月12日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町にて全国公開
公式サイト:http://dokusaisha.jp