シネマトリビューン

かの有名な最恐キャラクター“貞子”を生み出した傑作ホラーシリーズ「リング」。1998年公開の初代『リング』以降、数々の続編やリメイク作が軒並み大ヒットを記録。その最新作が、ハリウッド版リメイク三作目にして原点回帰を果たした。

物語の主人公は、「必ず7日後に死ぬ」と言われる呪いのビデオを見てしまったジュリア。迫り来る運命から逃れ、呪いの連鎖を断ち切るべく、恋人のホルトとともに呪いのルーツを辿り、謎を解き明かそうとする。やがて辿り着いたのは一人の少女の存在。しかしそれは更なる恐怖の幕開けだった…。

呪いのビデオを見てしまった主人公がそのルーツを辿り、謎を解き明かすべく奔走するという、原作に忠実なストーリー構成に、現代ならではの要素も取り入れつつ、さらにバージョンアップを遂げた本作。その戦慄シーンの数々に、原作者である鈴木光司氏も「これぞ原点回帰。ハリウッドで作られたリングシリーズ史上、もっとも原作に忠実で、もっとも怖い。驚いた。」と絶賛するほど。

監督は、『アルマゲドン・パニック』のスペインの新星F・ハビエル・グティエレス。主人公のジュリアを演じるのは新人俳優のマチルダ・ルッツ。ジュリアの恋人・ホルト役には『フィフス・ウェイブ』でクロエ・グレース・モレッツを救う謎のイケメンを演じ話題となったアレックス・ロー。ほかにテレビシリーズ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」の主人公レナード役でお馴染みのジョニー・ガレッキ、エイミー・ティーガーデンガブリエル、ボニー・モーガン、ビンセント・ドノフリオらが脇を固める。

製作は『ザ・リング』シリーズのローリー・マクドナルドとウォルター・F・パークスが手掛け、デヴィッド・ルーカ、ヤコブ・アーロン・エステス、『ビューティフル・マインド』でアカデミー脚色賞を受賞したアキヴァ・ゴールズマンらが脚本を担当している。

映画『ザ・リング／リバース』は2018年1月全国ロードショー。