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『博士と彼女のセオリー』ジェームズ・マーシュ監督が明かす魅力とは?

博士と彼女のセオリー

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“車椅子の天才物理学者”スティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻との純愛を描く感動のヒューマン・ラブストーリー『博士と彼女のセオリー』。メガホンをとったジェームズ・マーシュ監督が、本作の魅力を語った。
『博士と彼女のセオリー』ジェームズ・マーシュ監督が明かす魅力とは?

映画『博士と彼女のセオリー』は、第72回ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞(ドラマ部門)含む全2部門、第68回英国アカデミー賞の英国作品賞、主演男優賞を含む 主要3部門を受賞。先日発表された第87回アカデミー賞では、主人公ホーキング博士を演じるエディ・レッドメインが見事、主演男優賞を受賞し話題となった。

本作のメガホンをとったのは、ドキュメンタリー映画『マン・オン・ワイヤー』でアカデミー賞に輝き、劇映画とノンフィクションの両方の分野で活躍するジェームズ・マーシュ監督。マーシュ監督は脚本を受け取った時、“スティーヴン・ホーキングといえば、車椅子と発声装置を使う偉大な科学者”という固定観念があったと言い、アンソニー・マクカーテンが書いた脚本を読んで、その考えが誤解だったと語る。

『博士と彼女のセオリー』ジェームズ・マーシュ監督が明かす魅力とは?
「アンソニーの脚本の解釈にはすぐに夢中になったよ。彼の観点が素晴らしいと思ったんだ。ある健常者と恋に落ちた女性の観点から語られるストーリーで、その相手が末期疾患だと診断されたとき、彼女は愛する男と一緒になる重大な選択をする。アンソニーが書いたこの感動的でユニークなラブストーリーは、とても独創的で、障害者でも天才でもある誰かと暮らすとはどういうことかが描かれているし、それによってジェーンの職業や、妻や母親として掛かる重圧も描かれている。これはまさに表現の宝庫だよ!!」と絶賛。

また「これまでよくある伝記物語とどうすれば異なるものが作れるかが重要ポイントで、それは、障害を超越して、苦しみをスティーヴンと共に共有するということでした」と説明。さらに「この映画は、彼の科学者としてのキャリアについては、物語の中に深く埋め込まれて、それについてはさほど重きを置くものにはならず、あのような障害を持ちながら、同時に天才だった人物とどのように生きていくか、という物語に仕上がりました」と続ける。

またマーシュ監督は、「どこか自作『マン・オン・ワイヤー』を思い出させる精神があったからだよ。両作品とも限界に挑む普通の人間の姿を描いている。明らかに似ているし、さらにここには素晴らしいアイロニーがある。スティーヴンは肉体的に制限されてるけど、精神的には行きたいところはどこでも行ける。彼の知性は宇宙のぎりぎり限界まで旅することができるのに、彼の肉体は閉じ込められているんだ!」と本作に惹かれた理由を明かした。

マーシュ監督も惚れ込んだ、ホーキング博士とジェーンの愛の奇跡の物語。たくさんの微笑みと切ない涙、胸を熱くさせる感動作『博士と彼女のセオリー』は、今週13日(金)より公開。
2015年3月11日
『博士と彼女のセオリー』
2015年3月13日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
公式サイト:http://hakase.link