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満島ひかりが歌う奄美島唄が切ない恋の物語を彩る『海辺の生と死』予告編が完成

海辺の生と死

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『夏の終り』以来、4年ぶりの満島ひかり単独主演となる映画『海辺の生と死』(7/29公開)の予告編が完成した。
満島ひかりが歌う奄美島唄が切ない恋の物語を彩る『海辺の生と死』予告編が完成
傑作「死の棘」を世に放った小説家・島尾敏雄と、その妻、島尾ミホ。時は太平洋戦争末期、ふたりが出会ったのは自然と神と人とが共存し、圧倒的な生命力をたたえる奄美群島・加計呂麻島。男はじりじりと特攻艇の出撃命令を待ち、女はただどこまでも一緒にいたいと願った。たとえそれが死を意味するとしても──。

後年、互いに小説家であるふたりがそれぞれ執筆した鮮烈な出会いと恋の物語を原作に、奄美大島、加計呂麻島でのロケーションを敢行し、完全映画化を果たした『海辺の生と死』。島尾ミホがモデルのヒロイン・大平トエを演じるのは、ドラマ「カルテット」での好演も記憶に新しい満島ひかり。トエの恋人で若き日の島尾敏雄がモデルの朔(さく)中尉を演じるのは、3月に放送終了したNHK朝の連続テレビ小説の「べっぴんさん」でヒロインの夫役を演じ、お茶の間の好感を集めた永山絢斗。

今回解禁となった予告編は、戦争という非常時のもと、どうしようもなく惹かれあう二人の恋の始まりの日々を綴じ込めた一本。奄美の深い緑の森で初めて言葉を交わすふたり、愛を伝えあう波音が激しく響く浜辺など、思わず引き込まれる映像に加え、豊かな音で抑揚を聞かせる満島ひかりの奄美言葉は、まるで遠い国の物語を見ているかのような不思議な感覚をもたらしてくれる。

さらに注目すべきは、映画本編でもことさら印象的な満島ひかりが歌う奄美島唄。島の娘であるトエと本州からやってきた若い将校・朔との恋は、奄美に古くから伝わる、内地の男との恋は必ず女に涙をもたらすという悲しい島唄の世界そのもの。二人を待ち受けるはかなくも美しい運命を、満島ひかりが歌う島唄が切なく彩っている。

2017年5月9日
『海辺の生と死』
2017年7月29日(土)より、テアトル新宿ほか全国順次公開
公式サイト:http://www.umibenoseitoshi.net