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クリスチャン・ベール「ただのモノマネは嫌だった」 主演映画『バイス』役作りを語る

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4月5日より公開されるアダム・マッケイ監督最新作『バイス』(4/5公開)より、主人公ディック・チェイニー元米副大統領を演じたクリスチャン・ベールのインタビュー動画が解禁された。
クリスチャン・ベール「ただのモノマネは嫌だった」 主演映画『バイス』役作りを語る

映画『バイス』は、ジョージ・W・ブッシュ政権(2001-09)で、アメリカ史上最も権力を持った副大統領、ディック・チェイニーを描いた社会派エンターティメント。監督は『マネー・ショート』で第88回アカデミー賞「脚色賞」を受賞、作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞・脚色賞の主要5部門にノミネートされたアダム・マッケイ。製作はプランBエンターテインメントが手掛け、代表であるブラッド・ピット本人がプロデュースを務める。

主人公のチェイニー副大統領役には、『ダークナイト』『アメリカン・ハッスル』などで知られるクリスチャン・ベール。今作では、アメリカを操り、成り上がっていった男ディック・チェイニーの20代から70代までを、体重を約20キロ激増し髪を剃り眉毛を脱色するなどの見た目だけでなく、演技の面でも完璧なアプローチで演じ、先日発表されたゴールデン・グローブ賞では主演男優賞を受賞。本作は1月11日(金)時点で映画賞を、14受賞、105ノミネートを記録し、すでに今年度のアカデミー賞大本命として大きな注目を集めている。

本インタビューでは、自身が演じたデェック・チェイニーという人物について「権力争いには長けていたんだ」とコメント。外見的なだけではなく本質をつかみ「チェイニーを肯定的な目でとらえる」ために、「自分の政治観を持ち込まない」と役作りを語り、「傑作と呼べるものができた。想像をはるかに超えて、観客の心を捉えるいい作品に仕上がってる」と自信をのぞかせている。



クリスチャン・ベール インタビュー


≪「ディック・チェイニー」について≫
「ディック・チェイニーには才覚があった。政府を実質的に動かしていたからだ。飲酒で逮捕経験のある男が最年少で大統領首席補佐官を務めた。それも長年だ。驚きだよ。

奥さんのリンは彼の成功を支え続けた人で、学問の世界で素晴らしい才能を発揮した。一方のディックはイェール大学を中退してるけど、権力争いには長けていたんだ。ついには副大統領の地位を得て、史上最も強大な権力を握った。そして世界の情勢を永遠に変えてしまったんだ。

≪役作りで心がけたことは?≫
彼の外見的な特徴に加えて本質をつかむのは、すごく大変な仕事だったよ。ただのモノマネは嫌だった。それだけでも十分に難しいけど、10~15分もすれば観客は見飽きてしまう。だから、本質をつかもうとした。

マッケイ監督とはこう約束したよ。「今後、僕はできる限りチェイニーを肯定的な目で捉えてみようと思う」。この映画をありきたりなものじゃなく、観客に驚きを与える作品にしたいからね。政治的姿勢に関わらず魅了されるようなね。

≪アダム・マッケイ監督との仕事は?≫
僕はこの作品に自分の政治観を持ち込むつもりはなかった。チェイニーの政治観を受け止めるべきだ。素直に信じ、その立場からいい点や真実を探ってみる必要がある。そのおかげでマッケイ監督と意見をぶつけ合えた。彼は驚くほど率直だったよ。僕のアドリブ演技も許してくれたし監督の仕事を進めながら役作りを手伝ってくれたその結果、僕の意見だけど傑作と呼べるものができた。想像をはるかに超えて、観客の心を捉えるいい作品に仕上がってる。

≪観客に伝えたいこと≫
映画の魅力は会話に尽きると思う。会話が繰り広げられ楽しさの中に論点がある。この作品もすごく楽しめるんだけど、同時にとてつもない手厳しさがあるんだ。苦しみも喜びも感じられるつまりこの映画を観てると感情があふれてくる。こんなに多くを感じる作品は初めてだ。お世辞抜きでね。
2019年1月17日
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『バイス』
2019年4 月5日(金)TOHO シネマズ 日比谷他全国ロードショー
公式サイト:https://longride.jp/vice/