ニュース&レポート

ブラッド・ピット12回目の来日 夜空に浮かぶ東京タワーに「クール!!」『アド・アストラ』来日記者会見

アド・アストラ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイートする
  • Facebookでシェアする
9月20日(金)より公開される『アド・アストラ』のプロモーションのため、ブラッド・ピットが約2年4か月ぶり、12回目の来日。東京・日本科学未来館で行われた記者会見に出席した。
ブラッド・ピット『アド・アストラ』来日記者会見ブラッド・ピット『アド・アストラ』来日記者会見ブラッド・ピット『アド・アストラ』来日記者会見

本作で、宇宙で消息を絶った父の探索の旅に出る宇宙飛行士で主人公ロイを演じ、オスカー作品を輩出し続けるプランBの代表でもあるピットは「プロデューサーも演技も両方やることは責任も増えること。共同で取り組むスポーツみたいなものだ。毎日が挑戦の連続で失敗や間違いもあるが、とてもエキサイティングだった。この映画では昼間は俳優、夜はプロデューサーをするのが僕のスタイルだった」と答え、本作での俳優、そしてプロデューサーとしての自らの役割を明かした。

さらに、「宇宙を舞台にしたエンターテインメントを作る上で、今までにないことをチャレンジしたかった」と語りながら、「一番のチャレンジは宇宙服を着ながらピーターパンのようにワイヤーに吊るされたことが大変だったよ。どこまで吐かずにやれるかテストしたんだよ(笑)」と少しおどけながら、キャリア初となった宇宙飛行士役の貴重なエピソードを明かした。

また世界で話題となっている没入感のある宇宙空間の演出に関して「あまりCGに頼らず、実際に撮りたいと思ったんだ。現実撮影と最低限のCGを組み合わせた。そのおかげで臨場感ある体感的な真実味のあるものになったんだ」と、ほぼCGを使わないことで迫力ある宇宙描写を実現したこと語った。さらにピットは「この映画は自分を探す旅。深遠な宇宙が人間の心を表しているような気がするんだ。ロイが押し殺してきた葛藤や、自分と向き合う物語を描くうえでピッタリだと思ったよ。一人の男の繊細な物語を演じることは難しかった。でも満足いくものになったよ。(俳優業をセーブするというニュースもあったが)僕は今まで通り、プロデュースも俳優業も、自分が心惹かれるものには挑戦していくつもりだ」と語り、会場を大いに沸かせた。

特別ゲストとして宇宙飛行士の毛利衛(日本科学未来館館長)と山崎直子(一般社団法人Space Port Japan代表理事)が登場すると、ピットは少年のように目を輝かせ、本物の宇宙飛行士に是非聞きたいと、立て続けに二人に向けて質問を浴びせた。「宇宙から見た地球は劇中では“青いビー玉”と表現しているのですが、実際どんな印象を持ちましたか?」という問いに対し、毛利は「1992年の9月12日に私は初めて宇宙に行きました。そんな記念すべき日にブラッドさんに会えてうれしいです」と喜びを表しながら、「宇宙からみた地球は誰が見ても驚くほど美しい。それを世界に届けたいと思い、私は今この仕事を続けています」と地球の真の美しさをピットに語り、山崎は「地球自身が生きているように感じました。宇宙はどこか懐かしく、故郷を訪ねているような気持ちになるんです」と初めて宇宙から地球を眺めた感想を語った。

映画について毛利は「ブラッド演じるロイの表情が素晴らしいと、まさにクルー同士のコミュニケーションを繊細に表現していて驚いた」、山崎は「家族を置いて宇宙へと旅立つ宇宙飛行士の気持ちを思い出し、何度でも何度でも観たいと感じられる作品でした」と語り、作品を激賞し、ピットと熱い握手を交わした。

ブラッド・ピット『アド・アストラ』来日記者会見ブラッド・ピット『アド・アストラ』来日記者会見

また会見の中でピットは、「本当は日本を満喫したいと思っていたけど、台風の影響でフライトがキャンセルになってしまったんだ。だからもっと日本を感じられる場所に行きたい」と語っていたが、その思いはどうやら本当だったようで、なんと会見後に東京タワーの見える芝公園へ立ち寄った。

朝からのプロモーションを精力的にこなし、会見でも多くのマスコミを沸かせたブラッドはさぞお疲れかと思いきや、「撮影の為には音楽があった方がいいよね?」と20世紀FOXのスタッフをねぎらう神対応。おもむろに自身のスマホを取りだし、お気に入りの音楽をかけたブラッドは、夜空に浮かぶ東京タワーを振り返りながら「クール!!」と一言。カメラに向かってポーズをとるブラッドは、時折カメラをのぞき込んだり、おどけた仕草をするなど、つかの間の東京を満喫したようだ。
2019年9月13日
『アド・アストラ』
2019年9月20日(金) 全国ロードショー
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/adastra/index.html