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真木よう子、パク・チャヌク監督のラブコールに「カムサハムニダ」映画『お嬢さん』 ジャパンプレミア

お嬢さん

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『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督が、最新作『お嬢さん』のプロモーションのため来日。8日(水)にアキバシアターにてジャパン・プレミアが行われ、女優の真木よう子が駆けつけた。
真木よう子、パク・チャヌク監督のラブコールに「カムサハムニダ」映画『お嬢さん』 ジャパンプレミア

満席の会場に登壇したパク監督は、「今までこの作品を持って色々な国に行きましたが、最後の旅がこの日本になります。本作は1930年代の時代背景をもとに、西洋と日本と韓国の融合を覗き観ることができます。私が自分なりに考え、自分なりに解釈した日本文化を、この作品の中で表現しました。韓国の俳優たちが日本語を死ぬ気で覚えて練習して長セリフにも挑戦しました。日本人の皆さんから見たら中途半端に見えるかもしれませんが、韓国の俳優たちが懸命に努力した姿を温かい気持ちで見守ってください」と、本作の日本上映に向けての意気込みを語った。

本作は令嬢と侍女の2人の女性がキーパーソンとなっており、役者の女優魂も見どころ。ゲストとして登場した真木よう子は、「韓国の俳優さんが日本語のセリフを話すことに対して、先ほど監督が気にされていましたが、全く問題なかったです!」と感想を述べ、「むしろ作品のスゴさが圧倒的に勝っていた!俳優の力量が必要となってくる映画だと思いますが、すべての俳優さんが素晴らしい。言葉なんて関係ない!」と大絶賛。

見どころのひとつである官能描写についても真木は「日本人が官能作品を撮ろうとしたら、女性が引いてしまうくらいに官能的な部分を掘り下げてしまうのに対し、パク監督の作品は、女性でも抵抗なく見れ、驚きと衝撃の連続です。圧巻でした!」とこちらも大絶賛。誉め称える真木に、監督は「今まで何カ国も(本作のプロモーションで)行きましたが、今日のこの言葉が一番嬉しい!」と笑顔を見せた。

また、「侍女のキム・テリさんは、純粋で澄んだ目をしていて、役にピッタリ。令嬢のキム・ミニさんは、きっと大変な役だったと思いますが、素晴らしい演技で、大好きな女優さんになりました」と真木。パク監督はキャスティングについて「どんな映画なのか、どんな役なのかというところでキャスティングはしていきますが、そうはいっても個人の好みは入ってくるもの。私は、ただ従順で大人しい人はあまり好みではなく、賢明で自分の主張や考えをしっかり持っていて、それを躊躇わすに表現できる女性がセクシーだと思っています。なので(真木さんは)自分の好みに合った女性です!」と話すと、「じゃあもうピッタリですね」とすかさず真木が答え、自分とパク監督の相性を確認した。

真木から「日本人を起用しなかった理由」を問われると、パク監督は「本作は韓国語と日本語の融合が重要で、両方の言語を自由に操る必要がありました。日本の俳優に韓国語を勉強してもらって…ということも考えましたが、今回は韓国語のセリフの分量の方が多かったため、このような形になりました」とキャスティング秘話を披露。すると、真木は「主演のあの役はやってみたい!役者としてやりがいのある役だと思います」と、本作が役者にとってもどれだけステップアップできる作品であるかを話すと、パク監督は「韓国だけで映画を撮るつもりはないし、いつでもいいストーリーがあれば、日本で撮る事も考えています」と今後の映画製作への抱負を語った。

真木が出演した『そして父になる』を観たというパク監督は、真木について「強靭さと優しさを兼ね揃えた女性。深みのある美しさと生活感のある姿の両方を見事にみせてくれた。ふつう相反するものの両立は難しいが、それをやってのけた素晴らしい女優」と真木をべた褒め。これに真木は「カムサハムニダ」と笑顔で答えた。

最後に監督は、「本作が日本で上映されることは、自分にとって特別で大きなこと。本作を観て、女性の観客の皆さんは、自分の快楽を心から楽しんでもらいたいですし、男性の観客の皆さんは、女性に対して「もっと優しくしなきゃ」「尽くさなきゃ」と思ってもらいたいです」とメッセージを送った。
2017年2月9日
『お嬢さん』
2017年3月3日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他ロードショー
公式サイト:http://www.ojosan.jp/