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次々と飛び出す暴露ネタに瀬々敬久監督が赤面 岡田&榮倉共演『アントキノイノチ』完成報告会見

アントキノイノチ

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さだまさしの同名原作を映画化した『アントキノイノチ』の完成報告会見が、都内のホテルで行われ、主演の岡田将生と榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李、そして瀬々敬久監督が登壇した。
次々と飛び出す暴露ネタに瀬々敬久監督が赤面 岡田&榮倉共演『アントキノイノチ』完成報告会見

映画『アントキノイノチ』は、心に傷を負った男女が“遺品整理業”を通じて出会い、もがき苦しみながらも成長していく姿を描いた感動作。製作の経緯について瀬々監督は、「原作を読んだのは、無縁社会や孤独死といった言葉が話題になっていた時期でした。そんな社会を背景に、“命のつながり”について考える映画にしたかった。震災の報道では、がれきの中から遺品を探す方の姿も多く報道され、やはり人々はそういった“つながり”や“絆”を求めていたと改めて考えさせられた。そんな状況の中で作った映画です。主人公の2人は、心に傷を抱えています。それは、生き残ったものの苦しみや悲しみだと思っています。この映画で、“つながり”や“命の大切さ”が伝わっていけばいいなと思ってます」と語った。

主人公の永島杏平を演じた岡田将生は、「“命”というテーマをとても大切に扱った作品です。是非若い方々にも観てもらいたいです」と作品をアピール。同じく久保田ゆきを演じた榮倉奈々も、「“命”ということ、“生きる”ということについて考える機会が多いこの時期に、この作品に関わることが出来、ありがたく思っています。日本中の方に観て頂けるのが嬉しいです」と語った。

続いて、原田泰造がおもむろに立ち上がり、「曲がった事が大嫌い〜 消〜臭〜力〜♪」と突然歌い出し、報道陣の度肝を抜いた。「なぜ立ったのか…深く反省してます」と会場の笑いを誘った原田は、「出演のオファーが来た時は、「とうとうプロレスの映画の話が来たのか…」と思いましたが、台本を読んで泣きました。完成した作品を観ましたが、主役の2人の痛みがダイレクトに伝わってきて、2人を抱きしめたくなりました。それを温かく見守っていた僕も、自分で自分を抱きしめたくなりました」と話し、再び会場を笑わせた。

杏平の高校時代のクラスメイト・松井新太郎を演じた松坂桃李は、「台本を頂いた時、松井という人物に全く共感が持てなくて、理解に苦しみながらも、監督に助けてもらいながら演じました。出来あがった作品を観ると、彼は誰よりも生きたいという気持ちをストレートに伝えていて、アプローチの仕方が皆と違ったんだと思い、そこで初めて彼に共感することができました」と、役作り上の苦労を明かした。

4人のキャストは、瀬々監督について話が及ぶと、次々と暴露ネタを披露。岡田は、「僕が泣いているシーンで、監督が一緒に泣いてくれたのを見て、「こんな監督もいるんだ」と思いました。一緒にお仕事が出来てよかった」。監督に名前を覚えてもらえなかったという榮倉は、「監督が横にいて私の目を見ながら「岡田さん」って呼ぶんです(笑)。名前を覚えてもらえたのが、撮影が終わる一週間ぐらい前ですかね(笑)。あと、「カット!」って言いながら、鼻水を垂らしていたり(笑)、そんな姿を見て、スタッフみんなで、「監督を応援したいね」って、熱い絆が出来ました」。松坂も、「山のシーンでは、僕なのか岡田君なのか、「松岡君!」って呼ばれました(笑)。その時は岡田君と「どっち?」って顔を見合わせていました(笑)」。原田は、「1カットごとに(頭を抱えて)悩んでいるので、「そんなに俺ダメだったかな…」と思いながらも、「監督のために頑張ろう」って思える現場になっていました」と、それぞれが現場の様子を語り、監督を赤面させた。

『アントキノイノチ』完成報告会見
今回が初共演となった岡田と榮倉だが、お互いの印象について岡田は、「榮倉さんの方が2歳上なんですが、沢山話しかけてくれました。榮倉さんを“ゆき”として見ていたので、心が和らいでいく自分に気付き、凄く良かったと思います」。榮倉は、「岡田君は、目がとても純粋なんです。まるで小学生と話しているみたいで、とても楽しかったです。原田さんと2人で話している内容も面白くて、可愛らしい人です」話した。なんでも、原田と岡田の2人の会話は、「今、ゴジラがここに出て来たらどうする?」といった内容だったとか。「小学生」と言われた岡田は、「22歳になるんですけど…、そう言ってもらえると嬉しいですね(笑)」と、ご満悦の表情を浮かべた。

また、第35回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門へ出品される本作だが、8月19日(金)には、現地にてプレミア上映会を予定しており、岡田と榮倉、瀬々監督が出席することが発表された。映画祭へ向けて監督は、「まずは日本の方々にご覧頂ければと思っていましたが、こういう機会を与えて頂いたからには、この思いを世界の人々に共有してもらい、つなげていけたらと思います」と意気込みを語った。続いて岡田は、「自分の作品が世界の方々に観られるのは、嬉しくて嬉しくて仕方がありません。映画祭を楽しみながら、作品を皆さんと共有できればと思います」。榮倉は、「いつかは映画祭に行ってみたいと思っていたので、嬉しいです。国境を越えて観てもらえるのが楽しみです」と、喜びを語った。
2011年8月11日
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『アントキノイノチ』
2011年11月19日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://www.antoki.jp/