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『アントキノイノチ』第16回釜山国際映画祭で上映 岡田将生×瀬々敬久監督舞台挨拶

アントキノイノチ

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11月19日(土)より公開される映画『アントキノイノチ』が、13日(木)、第16回 釜山国際映画祭で上映され、現地での舞台挨拶に、主演の岡田将生と瀬々敬久監督が登壇した。
『アントキノイノチ』第16回釜山国際映画祭で上映 岡田将生×瀬々敬久監督舞台挨拶

映画『アントキノイノチ』は、さだまさしの同名原作をもとに、心に傷を負った男女が“遺品整理業”を通じて出会い、もがき苦しみながらも成長していく姿を描いた感動作。8月に行われた第35回モントリオール世界映画祭では、“革新的で質の高い作品”としてイノベーションアワードを受賞した。

上映終了後、舞台挨拶とQ&A開催のアナウンスが流れると、会場後方の席に座っていた観客がステージ近くに殺到し、少しでも間近で岡田を見ようとする人々の熱気に溢れていた。

昨年の主演映画『雷桜』(廣木隆一監督)に続き、2年連続の主演映画出品となった岡田は、「みなさん、こんばんは岡田将生です。映画はいかがでしたか?心に響くものがあったならとても嬉しいです。韓国最高!釜山最高!」と韓国語で挨拶。最も愛着のあるシーンを、「全部好きですが、その中でもラブホテルのシーンです。脚本では、最後に自分が泣くことにはなっていなかったんですが、なぜか分からないですが、とても感情が溢れてしまいました。だからあのシーンが最も愛着がありますね」と語った。

また、「これまで出演された作品で、1番自分に近い役柄はどれですか?」との質問に岡田は、「今までやってきた役は全部、自分とは違うと思って演じてきました。それは自分を見せるのがとても恥ずかしくて、「あれを自分だと思って欲しくないな」という子供のような気持ちからきたものです。それが今回は永島杏平として見てもらってもいいし、岡田将生として見てもらってもいいと思っています。今回の杏平は、1番僕に近いのではないかと思っています」と回答した。

瀬々監督には、「海辺の「元気ですか?」というセリフを入れた思いは?岩井俊二監督の『Love Letter』を連想します」と質問があり、これに監督は、「韓国では『Love Letter』が有名なので、その質問は絶対に出るだろうと思ってました。「元気ですか?」は、日本のプロレスラー、アントニオ猪木さんの決め台詞なので使っています。今、日本は大変ですけれど、その中でみんなに「元気ですか?」とメッセージを訴えたい映画を作ろうと思いました」

さらに、映画のテーマについて監督は、「原作がおもしろいと思ったのが、孤独死とか無縁死いう高齢者の問題を、若い男女がその事実を見つめているという視点がおもしろいと思いました。実際に遺品整理業というのは日本にある仕事です。撮影中に震災が起こり、震災後のがれきの中で、遺品や写真を探す、ということがたくさんありました。やっぱり人間というのは、人と人とのつながり、関係性を求めているのだという事をあらためて感じました。人と人とのつながりを大切にするような社会になるように、この映画を観ていだけたらいいなと思います」と語り、会場から盛大な拍手が送られた。

舞台挨拶終了後には、司会者が監督と岡田に退出を促すと、観客がステージに殺到し、岡田はサイン攻めにあうという一幕も。韓国での岡田の人気が証明される形となった。
2011年10月16日
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『アントキノイノチ』
2011年11月19日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://www.antoki.jp/