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石原慎太郎の演技に盟友・新城監督が苦笑い「カットするといろいろ問題が…」

青木ヶ原

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石原慎太郎原作・企画の映画『青木ヶ原』が、12日(土)に有楽町スバル座にて初日を迎え、舞台挨拶に主演の勝野洋、共演の矢柴俊博と前田亜季、監督の新城卓が登壇した。
石原慎太郎の演技に盟友・新城監督が苦笑い「カットするといろいろ問題が…」

映画『青木ヶ原』は、石原慎太郎の短編集「生死刻々」に収録されている一編を映画化したもので、富士山麓の青木ヶ原樹海を舞台にした、儚くも美しい悲恋の物語。舞台挨拶で新城監督は、「映画は時間を割いてそしてお金を払ってわざわざ観に来ていただかなければいけない。私の作品も来た甲斐があったかどうか…他人事ではありませんが、もし気に入っていただけたら、周りの方にも勧めていただければ嬉しいです。次、また映画を撮るチャンスが生まれますので(笑)」と客席にメッセージ。主演の勝野は、「監督とは30年来の付き合いでして、お互いにけなしながら仲良くやってきました。そんな監督に「情の深い人間」の役をいただけてうれしかったです」と挨拶した。

企画・原作の石原慎太郎とは『秘祭』『俺は、君のためにこそ死ににいく』に続き3度目のタッグとなる新城監督は、石原について、「口の悪い人でうるさい人なのですが、根本的には非常に優しい人です。石原慎太郎が純愛を描くというのは珍しい。彼より、『一点の曇りない純愛を描いてほしい。今回、俺は忙しいからお前がやれ!』と言われましたので、この映画が実現しました」とコメント。

また、劇中で1シーンだけ出演している石原の演技については、「下手ですね~。カットしようとも思ったのですが、そうしたらいろいろ問題になりますので…」と会場を笑わせ、石原からの特別メッセージを披露。メッセージで石原は、「私は、映画が大好きです。大学の卒業後、就職したのが映画会社でした。今回の『青木ヶ原』は「生死刻々」の中の短編ですが、新城さんが映像の持つ力で素晴らしい作品に仕上げたと思います。次回は私も映画監督に再チャレンジして、素晴らしい映画を作ります」と語り、映画監督挑戦への意欲をみせた。

最後にキャストはそれぞれ「この映画のほとんどのシーンがワンシーンワンカットでじっくり撮られています。俳優にとってはしんどい撮影でしたが、ダメなところも空気感もすべて映し出されているんですね。そんな丁寧に作った映画を是非楽しんでください」(矢柴)、「(主人公の)人生は短いのですが、人生は濃さが大事なんだなと思いました。その思いを自分自身のこれからの人生、大事にしていきたいと思っています」(前田)。「冒頭にでてきた白い犬、あれカッコいい犬でしょう。実はうちの僕の犬なんですよ(笑)」(勝野)と、メッセージを送った。
2013年1月15日
『青木ヶ原』
2013年1月12日(土)有楽町スバル座ほか全国ロードショー