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“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン来日 『残された者-北の極地-』ジャパンプレミアに登壇

残された者-北の極地-

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11月8日(金)より公開される『残された者-北の極地-』のプロモーションのため、主演のマッツ・ミケルセンが来日。新宿バルト9にて行われたジャパンプレミア上映会の舞台挨拶に登壇した。
“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン来日 『残された者-北の極地-』ジャパンプレミアに登壇

今回は『残された者』のプロモーションのため来日したミケルセンだが、実は6日からすでに来日しており、ここ数日は観光で京都をめぐっていたことを明かし、「京都では自転車を借りて、いろいろとまわっていたんです。美しい街のお寺を巡ったり、丘を越えて温泉に入ったりしました。それから毎日、日本食をいただいたりしていたんです。自転車で9時間くらい移動したときは驚かれましたけどね」と笑顔を見せた。

本作に出演する決め手については、「エージェントから、いくつか読んでほしい脚本が送られてくるんですけど、今回は『ハンニバル』のマーサ・デ・ラウレンティスから電話がありました。映画を撮ったことがない若者の脚本で、今読むべき脚本だと言われた。だから(積んであった脚本の中の)下にあったそれを読んだんです。すごいな、美しいなと。誠実に書かれているなと思ったんです。それからジョー・ペナ監督と2時間ミーティングをして、僕が感じたことを彼も同じように感じていたと知り、2か月後にはアイスランドで撮影をしていたんだ。ただラッキーだったのは、この企画は最初は火星が舞台だった。そのままならアメリカ人の役者が配役されたかもしれないので、よかったなと思いました」と笑いながら付け加えた。

厳しい自然の中で行われたという本作。撮影については「常に事件が起きているという状況で、35日間の予定が、19日しか撮影ができなかったんです。例えば作品で嵐のシーンを撮ろうとすれば、突然お日様が出てきたり。晴天の中で撮影しようとすると雪が降ってきたりして。だから途中からあきらめて、天気に合わせてフレキシブルにやろうということになりました」と振り返る。

またこの日は、花束ゲストとして佐藤仁美が登場。ミケルセンに花束を渡した佐藤は「素直にかっこいいですね。ハッピーオーラがすごい。すごくカッコいい。それは皆さんと同じ気持ちです」とコメント。一方のミケルセンは日本語で「アリガトウ」と返した。佐藤自身、テレビのロケで北極圏の過酷さを経験したことがあり、「わたしも(カナダの)レゾリュートというところに行って、映画と同じ体験をしました。その寒さを思い出しました」と感じるところもあった様子。

さらに「実は北極圏では、寒さよりも風の強さの方が大変でした。風が吹くととても寒くなるんです」と語ったミケルセンの言葉に「分かります。ちょっとでも風が吹くとすぐに行けるところが1時間くらいかかってしまって。心身ともにやられるんですよね」と共感した様子の佐藤。さらにミケルセンが「寒すぎると食べることが出来ずやられるんですよね」と語ると、「分かります」としみじみ。さらに「やはり人は一人では生きていけない。誰かがいないと駄目なんです」というミケルセンの言葉に、「人のぬくもりは大事だと思います。恋人だったり、家族だったり、友だちだったり。生かされてるのはまわりのおかげ。こういう人のぬくもりって大事だなと思いますね」とかみしめるように語った。
2019年9月13日
『残された者-北の極地-』
2019年11月8日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
公式サイト:http://www.arctic-movie.jp/