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斎藤工、井口昇監督から“デブレクチャー”受け「太る準備はできています!」

ブルーハーツが聴こえる

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人気監督・豪華キャストによるオムニバス映画『ブルーハーツが聴こえる』の公開直前プレミア上映会が行われ、尾野真千子、市原隼人、斎藤工、豊川悦司と、飯塚健監督、井口昇監督、清水崇監督、工藤伸一監督、李相日監督が登壇した。
斎藤工、井口昇監督から“デブレクチャー”受け「太る準備はできています!」

映画『ブルーハーツが聴こえる』は、1995年に解散した伝説のバンド THE BLUE HEARTSに魅了された人気監督6人が、それぞれ思い入れのある楽曲を自由な解釈で映像化したオムニバス映画。キャストには尾野真千子、市原隼人、斎藤工、優香、永瀬正敏、豊川悦司ら豪華キャストが出演。監督には、『荒川アンダーザブリッジ』の飯塚健、『キカイダ― REBOOT』の下山天、『ヌイグルマ―Z』の井口昇、『呪怨』シリーズの清水崇、CMディレクター工藤伸一、『怒り』の李相日ら人気クリエイターが集結した。

映画の完成目前に、製作幹事会社が立ち行かなくなるという予想だにしない出来事により劇場公開が危ぶまれたが、昨年末クラウドファンディングにて資金を募り、4月8日(土)に劇場公開が決まった。

この日の舞台挨拶では、登壇者全員から一言づつ挨拶が述べられ、劇場公開を半ばあきらめていたこと、そしてクラウドファンディングという皆さんの熱い思いで劇場公開が実現したことへの感慨深い思いと感謝を述べた。公開がとん挫してから2年以上の月日が流れており、斎藤工は、その2年を振り返り「とてもドラマティックな2年に寄り添っていたことが今となっては幸せだと思う」と語った。

清水崇監督は、あまりの感激からか自らの監督作品名を間違えるというハプニングも。そして「公開まで本当に長い道のりでしたが、皆さんのおかげでやっと公開することができました。本当にありがとうございました」と感謝を述べた豊川悦司に続き、李監督は、「撮影から今日まで3年ぐらい経っていて、諦めかけた時もありましたが、ブルーハーツというバンドは30年間以上僕らにあきらめるなと言うことを伝え続けているバンドだと思います。そんな力を借りての公開だと思います」と語った。

続いて、各作品ごとに見どころや撮影エピソードなどが披露された。飯塚健 監督による「ハンマー(48億のブルース)」の見どころはテンポの良い台詞の応酬。現場では、キャスト陣と監督とコミュニケーションを取りながら作り上げていったと仲の良さをアピールした。主演の尾野真千子は「アラサー女子に共感できるストーリー」だと太鼓判を押した。

激しいアクションが見どころの「人にやさしく」(監督:下山天)。主演の市原隼人は、トレーニングをして撮影に臨み、「本作は近未来を描いた物語なので、現代とは違う味を楽しんでほしい。そしてCGを使わず、昔ながらの特撮にこだわっているのもこの作品の見どころの一つ。モノを作るということを実感できた作品でした」と語った。さらに「何かに向かって立ち上がろうとする人に贈る作品だ」と作品への熱い思いも語った。

井口監督の初恋をモチーフにして制作された「ラブレター」では、斎藤工が高校生にタイムスリップするという役を演じる。少年時代に太っていたという設定のため、斎藤の少年時代を演じた男子と井口監督が斎藤にデブレクチャーをしたという監督の言葉に、登壇者も会場も一気にお笑いモードに。息の仕方や走り方まで、太っている人の様子を研究したという斎藤からは「人体のメカニズムを研究できた。いつでも太る準備はできています!」とまさかのデブ宣言?!が飛び出した。また、本作で初恋の相手をビデオカメラに収めた映像が登場するが、それは現場で斎藤が実際に撮影した映像だったことも明かしてくれた。

清水監督が製作した「少年の詩」は、自らの少年時代を投影した作品。1987年という舞台背景は、本作の中に登場する看板やTVCMなど細かいところで時代を再現したと語った清水監督。本作に登場する小学校も清水監督の母校が使われている。

主演の永瀬正敏が共同脚本を務めている「ジョウネツノバラ」からは、工藤監督が登壇した。「最初永瀬さんから送られてきた脚本は、2時間もの長いものでした。物凄い熱量でした。それを極限まで無駄を省略して出来上がったのが今回の作品です」と共同脚本作業について語った。

3.11の東日本震災という重いテーマを描く「1001のバイオリン」で原発の職員・達也を演じた豊川は、「李監督だからご一緒しようと思いました。脚本を読んでこれは映画でなければ描けない作品だと思いました。福島にも行きましたが、現地は自分の想像をはるかに超えた場所でした。実在の人物を演じるわけですから、緊張しましたが、役に寄り添うような気持で演じました」。何故、豊川さんだったのかという質問に、『フラガール』から再びのキャスティングをした李監督は、「豊川さんの福島弁をまた聞きたくなったからです。人が持っているいい意味での浮遊感というものを表現できるのは豊川さんしかいないなと思いました」と語った。
2017年3月16日
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『ブルーハーツが聴こえる』
2017年4月8日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
公式サイト:http://tbh-movie.com