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黒木華、ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞!「演技力が群を抜いていた」と高評価

小さいおうち

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第64回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された山田洋次監督の最新作『小さいおうち』(英題:The Little House)で、出演の黒木華が最優秀女優賞の銀熊賞<Silver Bear for Best Actress>を受賞した。
黒木華、ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞!「演技力が群を抜いていた」と高評価

映画『小さいおうち』は、2010年に直木賞を受賞した、中島京子原作の同名小説を映画化した作品。山田洋次監督作品はベルリン国際映画祭において、『たそがれ清兵衛』以降、8作連続での出品。2010年には 『おとうと』 がクロージング上映され、特別功労賞にあたるベルリナーレ・カメラを受賞。コンペティション部門へは2008年の『母べえ』以来6年ぶり5作目の出品で、今作の黒木の銀熊賞で初の受賞となった。

2月15日(土・現地時間)、授賞式で「グーテン・アーベント(こんばんは)」とドイツ語で挨拶した黒木は、「この場に立てるのは、本当にこんなに素晴らしい映画を作ってくださった山田監督のおかげです。とても感謝しています。皆さんにこの映画を気に入ってもらえたと思うとすごく嬉しいです。映画に関わった皆さんに伝えようと思います。本当にありがとうございました。フィーレン・ダンク」と、監督はじめスタッフと共演者、そして観客に向けて感謝の意を伝えた。

その後行われた記者会見では、受賞の感想を「すごく嬉しいです。着物だとうまく動けないのですが、飛び上がりそうになりました」と喜びながら、「私がトップに立ったのではなく、作品が評価されて、この賞を受賞できたと思っています。私は地道に頑張らなきゃなと思います。本当に、ここに来れたのも監督のおかげですし、タキちゃんという役をやらせていただいたのも、本当にラッキーだったなと思っていますので、みんなで喜んで、私は、これから、自分にできることを頑張っていきたいなと思います」と謙虚に語った。

また、山田洋次監督との仕事について聞かれると、「すごく刺激的な現場でした。監督は、ずっとチャレンジし続けていて、若々しくて、素敵な方です。そんな監督を見ていると私ももっとついていかなきゃ、という気持ちで毎日楽しかったです」とコメントした。

同映画祭において最優秀女優賞の銀熊賞は、日本人として、1964年第14回今村昌平監督『にっぽん昆虫記』・羽仁進監督『彼女と彼』で左幸子、1975年第25回熊井啓監督『サンダカン八番娼館 望郷』で田中絹代、2010年第60回若松孝二監督『キャタピラー』で寺島しのぶが受賞して以来の4年ぶり4人目。日本人女優としては最年少の受賞となった。

【審査員の総評】

『小さいおうち』には、いろいろなタイプの女性が出ていましたが、タキは、その全ての女性をつなぐキーパーソンとして大事な役どころでした。今回、女性陣が活躍している作品がコンペティション部門の中に多数ありましたが、黒木さんの演技力が群を抜いていました。
一方、山田洋次監督に、賞をあげたいと思っていましたが、他の作品への賞もあり、賞が足りなかったくらいになってしまいました。
その中で、女性を素敵に描いている作品として、黒木さんに女優賞を差し上げましたが、それは山田洋次監督を含め、作品を代表してあげたものです。

(C) JEAN-LOUIS TORNATO
2014年2月17日
『小さいおうち』
2014年1月25日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://www.chiisai-ouchi.jp/