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生傷絶えないけど楽しい撮影現場…園監督『冷たい熱帯魚』初日舞台挨拶

冷たい熱帯魚

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1月29日(土)、『冷たい熱帯魚』の初日舞台挨拶が東京・テアトル新宿にて行われ、吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲ら出演陣と、園子温監督が登壇した。
生傷絶えないけど楽しい撮影現場…園監督『冷たい熱帯魚』初日舞台挨拶

映画『冷たい熱帯魚』は、実際に起きた複数の連続猟奇殺人事件に着想を得て製作され、日本公開前から、海外の映画祭などで話題となっていたバイオレンス映画。

初回上映終了後、観客の前に登場したゲストたちは、立ち見も出るほど超満員となった会場を見渡し、感無量の様子。「よう!みんな、ハッピーかい?」と、劇中の“怪物・村田”そのままの調子で笑いをとったでんでんが、「この映画は3回観ると面白いらしいので、あと2回観に来てください」と呼びかけると、村田の妻を演じた黒沢あすかも、「ホラ!もっと声出してーッ!」と一喝し、会場が大きな拍手と笑いに包まれた。

でんでんは、自身の演じた極悪キャラクターについて、「気持ちよかった。吹越さんと殴り合いのシーンは大変だったけど、村田を演じている間は、何をやっても許されるんじゃないかという錯覚に陥った(笑)」と、役に入り込んだ様子を語り、「しばらくは、やさしい八百屋のおじさん役でいいけど、楽しい役でした。監督ありがとうございました」と、監督に感謝の意を述べた。

過激な暴力描写から、R18の指定を受けた本作だが、撮影現場について吹越は、「人はどこかでバランスをとろうとする本能を持っているんでしょうね。内容が酷ければ酷いほど現場はニコニコしてくる。梶原さんは、鼻血出していたし、神楽坂さんも青あざが出来てましたから、笑ったねー」と振り返る。渡辺も、「やってることは残酷なのに現場は楽しかった。監督は色んな発想が出てくるので、頭カチ割って中を覗いてみたいと思いました」。梶原は、「リハの時、監督に「こんなんじゃ現場連れてけねーぞ!」みたいに言われて、ショックだったけど、負けないぞという気持ちが出た。鼻血出しながらも無事に撮影を終えて、この場に立てて嬉しいです」と笑顔で語った。

最後に園監督は、「このキャストじゃなければ成立しなかった。キャスティングが決まった時、90%勝利を確信した」と、出演陣に賛辞を送り、観客に向けて、「今日は、他の“原作もの”とか“テレビもの”に行かないで、こちらに来て頂いたのは大変感謝してます。こっちは当たりクジでした!」と自信満々に断言し、会場から拍手が送られた。
2011年1月31日
『冷たい熱帯魚』
2011年1月29日(土)より、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
公式サイト:http://www.coldfish.jp/