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西島秀俊&竹内結子&香川照之、ベルリン映画祭で舞台挨拶 黒沢清監督最新作『クリーピー』

クリーピー 偽りの隣人

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黒沢清監督の最新作『クリーピー 偽りの隣人』が、第66回ベルリン国際映画祭に正式出品され、13日(土・現地時間)に行われたワールドプレミア上映に、黒沢清監督と出演者の西島秀俊、竹内結子、香川照之が出席した。
西島秀俊&竹内結子&香川照之、ベルリン映画祭で舞台挨拶 黒沢清監督最新作『クリーピー』

昨年『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の監督賞を受賞した黒沢清監督。最新作『クリーピー 偽りの隣人』は、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説「クリーピー」(光文社文庫刊)を映画化したもので、ある夫婦の日常が、“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描いたサスペンス・スリラー。

黒沢清監督にとってベルリン国際映画祭は、第49回(1999年)でフォーラム部門に出品した『ニンゲン合格』以来17年ぶり。主演の西島は第52回(2002年)でパノラマ部門に出品された『いたいふたり』(02/斎藤久志監督)以来、14年ぶりのベルリンとなった。

上映前に行われた会見では、黒沢監督が「怖いから始まり、徐々に引きこまれて心がウキウキしていく、滅多に観れない映画になったと思います。興奮を感じて欲しいです」と映画をアピール。「家族という基本的なコミュニティと思われていたものが壊れてきて、孤独と隙間が生まれています。映画はそこにつけ込んだ悪意を描きました。家族と言う単位が揺らいでいる原因の根は、とても深いと思います」と語った。

ベルリンでも黒沢清監督への注目度は高く、公式上映のチケットは売り切れに。満席となった1,650人の観客から万雷の拍手で迎えられた監督・キャストは、上映後にはスタンディングオベーションによる賞賛を受け、ステージに登壇した。

黒沢監督はキャストについて「映画の中ではかなり変な人ばかり出てくるのですが、ここに並んでいる3人の俳優は、普段はみんな紳士的で優しい人たちだということをこの場を借りて言っておきたいと思います」と紹介したが、これに西島は「香川さんはちょっとクレイジーなところがあります(笑)」と付け足し、香川はドイツ語で「皆さん、こんばんは。香川照之です。私は映画のキャラクターと同じ性格です」と自身が演じた少し不気味で奇妙な隣人に引っ掛けた挨拶をし、会場を盛り上げた。

西島秀俊&竹内結子&香川照之、ベルリン映画祭で舞台挨拶 黒沢清監督最新作『クリーピー』

上映後舞台挨拶コメント


黒沢清監督
こんな気味の悪い映画を、こんな美しい会場で上映するということを決断していただいたベルリン映画祭には本当に勇気があるなと、深く感謝いたします。
世界で初めての上映で、大きな劇場だったので、不安もあったが、満席の客席と、上映中のお客さんの反応がとても嬉しかったです。

西島秀俊
ベルリン映画祭に呼んでいただいたことを、そしてこんなに素晴らしい劇場で、たくさんの皆さんに観ていただいたことを非常に光栄に思っています。ありがとうございます。
とても大きな劇場で、入った瞬間に驚きました。観客の皆さんと一緒に映画を観て、とても楽しんで観てくれていると感じた。盛り上がりと反応の良さは、これまで感じた事が無いほどで、とても幸せな上映でした。

竹内結子
ああ、これが映画祭ってやつか、ってお客様の反応を見ながら感じました。こうやって反応してくださる方がいて、こうやって映画が完成するんだなって、この作品に出演できてすごく幸せです。とても素晴らしい体験をありがとうございました。

香川照之
黒沢監督のような本当に素晴らしい監督とともにベルリンの地に立てたことに本当に感謝します。黒沢監督ありがとう。そして最後まで見てくださって本当にありがとうございます。
これほど拍手が起きた上映は、今までで一番かもしれません。
2016年2月15日
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『クリーピー 偽りの隣人』
2016年6月18日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://creepy-movie.com