ニュース&レポート

南アフリカに行くならホエール・ウォッチング!『第9地区』イベントに優木まおみが出席

第9地区

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイートする
  • Facebookでシェアする
監督もキャストも無名の新人ながら、第82回アカデミー賞にて作品賞ほか4部門にノミネートされた『第9地区』(4月10日公開)。南アフリカを舞台にした異色SFである本作にちなみ、南アフリカを分かりやすく知ってもらうためのイベントが開催され、<南アフリカビギナー>代表として優木まおみが出席した。
画像:南アフリカに行くならホエール・ウォッチング!『第9地区』イベントに優木まおみが出席

南アフリカ大使館で行われた『第9地区』公開記念イベントでは、大使のガード・グロブラー氏が挨拶にたち、「南アフリカは、まだ若く多様性があり力強い国。『ツォツィ』や『インビクタス/負けざる者たち』も南アフリカを的確に描いている。本作はフィクションといっても、創造性があり、大変感銘を受けました。この映画を観て、南アフリカのことや、日本と南アフリカの交流についても考えていただきたいです。」と自国をアピールした。

続いて、アフリカに関して多くの著作をもつ平野克己氏による「どこよりも早い、南アフリカ講座」がスタート。「南アフリカの有名人といえば、シャーリーズ・セロンかな。他には……教えて下さい!」と、優木。平野氏は「やはりアパルトヘイトに終止符を打ったネルソン・マンデラですね。ガンジーに匹敵するような歴史的な人物です。」と紹介。「アパルトヘイトは「自分たちの生活様式と文化を守るため、民族が交じり合ってはいけない」という考えのもと行われた分離政策。でも、民族を分けた結果、誰もが同じ待遇になったわけじゃなかった。それが人種差別となったが、アパルトヘイトは法律なので、人種差別をしないことが法律違反になってしまうんです。奇妙で罪深い政策ですね。」と解りやすく説明。優木は「民族を守ろうとする概念だけ聞くといい話だけど、そこから差別が生まれちゃうんですね…」と真剣に聞き入っていた。

映画について優木は、「観たことのない切り口でした。アクションもSFもあって、いざこざもあるけど、人情っぽいものも描かれている、エンターテイメント作品として楽しく観ていました。でも、こうして南アフリカの歴史や背景のお話を聞くと、差別要素とかもっと考えさせられる映画なんだと思いました。」と、今回の講座で作品の見方が変わった様子。平野氏は、「とてもフランクで遠慮なく描かれていた。ストーリーだけで見ると、ワシントンD.C.でも東京でもできる話だけど、南アフリカが舞台だったからこそリアリティがあった。」と語り、「ヨハネスブルクで、アパルトヘイトを実際に体験していた監督がメガホンをとったからこそ出るリアリティ。すごい才能が現れた。」と、絶賛した。

映画の中では、その奇妙でグロテスクな形から、“エビ”と呼ばれ蔑まされていたエイリアンについて優木は、「全然かわいくないんですよ!!悪いことしてないんですけどね…」と複雑な面持ちで語ると、記者から「どんなエイリアンなら共存できる?」との質問が。それに対し優木は、「人間って、どうしても異質なものに壁を作ってしまうから、理想論かもしれないけど、個人的には風貌がどんなであれ受け入れたいと思う。」と返し、報道陣を感心させていた。

また、平野氏は、南アフリカのオススメデートスポットについて「クジラを観に行くのがオススメですね。あと、田舎のほうには古代の花や高山の花が咲いていて、ワインもおいしい。都市部より治安がいいのでお勧めです。」と回答。クジラに反応した優木は、「ホエール・ウォッチング好きなので、是非行きたいです。」と興味津々の様子だった。
2010年3月18日
『第9地区』
2010年4月10日(土) 丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
公式サイト:http://D-9.gaga.ne.jp