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アダン・ホドロフスキー、父・アレハンドロのスパルタ“忍者修行”を暴露 「限界を知らない」

エンドレス・ポエトリー

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第30回東京国際映画祭の特別招待作品に選出されたアレハンドロ・ホドロフスキー監督最新作『エンドレス・ポエトリー』が26日、東京・EXシアター六本木で上映され、主演と音楽を手掛けたアダン・ホドロフスキーが上映後のQ&Aコーナーに出席。撮影の裏話からホドロフスキー家の私生活まで、ユーモアを交えながら観客からの質問に笑顔で答えた。
アダン・ホドロフスキー、父・アレハンドロのスパルタ“忍者修行”を暴露 「限界を知らない」

2014年に23年ぶりの新作『リアリティのダンス』を発表したアレハンドロ・ホドロフスキー監督。最新作となる『エンドレス・ポエトリー』は、『リアリティのダンス』の続編となるもので、舞台を故郷トコピージャから首都サンティアゴへと移し、様々な悩みや葛藤を抱えた青年時代のホドロフスキーが当時チリで出会った詩人、アーティスト、パフォーマーなど、アヴァンギャルドなカルチャー・シーンの人々との交流を、虚実入り交じったマジック・リアリズムの手法で描く。前作と同じく、ホドロフスキーの長男であるブロンティス・ホドロフスキーがホドロフスキーの父親を、青年となったホドロフスキーを、末の息子であるアダン・ホドロフスキーが演じる。

万雷の拍手に迎えられたアダンは、興奮気味に「東京の皆さんは本当に素晴らしい!」と喜びを表現。「この映画は、私にとってとても大変な作業でした。なぜなら、父のアレハンドロに演出されるからです」と、いきなりの恨み節に会場から笑いがこぼれる。「過去に映画は7本出演していますが、4年のブランクがあり、しかも主演は初めて。演技の現場に慣れるのが一苦労でした」

自伝をベースにした本作は、アダンがアレハンドロの青春時代を演じ、兄ブロンティスがアレハンドロの父役、そしてアレハンドロの現在の妻・パスカルが衣装デザインを担当するなど、ホドロフスキー一家が一堂に会して作り上げた、いわばファミリー・ムービー。そんなクリエイティブなー家に関心を持つ観客から、「ホドロフスキー家に生まれるということはどういうことなのか?小さい頃の思い出が聞きたい」と質問が飛ぶと、「普通じゃなかった…」といたずらっぽく笑うアダン。

会場が大爆笑に包まれる中、アダンは、「とにかく父は、芸術を始め、いろんなことに興味を持っていて、しかも“ここまで”という限界を知らない。そこが問題だったのかもしれない」とチクリ。「僕が小さい頃、忍者のような修行をさせられたことをよく覚えているよ。歩く時には“絶対に音を立てるな!”と言われ、沈黙で暮らすことを習得したのはこの頃」と吐露する。さらに、「夕食の時には、僕ら兄弟のそれぞれの息子が、椅子の上に立って詩を朗読しなければならないとか…これはほんの一例だけれど、そういう生活さ」。これまで明かされなかったアレハンドロのユニークな行動を惜しげもなく暴露するアダンだが、その表情がどこかうれしそうなのが印象的だ。

また、ミュージシャンとして活動するアダンは、本作の音楽も担当。「パリのスタジオで録音したんですが、ミシェル・ルグランが実際に使っていたピアノで全曲作曲しました」と誇らしげに語る。「すでに『リアリティのダンス』で組んでいるので、父が望んでいる音楽は理解しているつもり。エリック・サティやベートーベン、ストラビンスキー、父の過去作『ホーリー・マウンテン』や『エル・トポ』の音楽も参考にしたのでいいものに仕上がった」と自信をにじませた。

本作は進化する巨匠アレハンドロ・ホドロフスキー88歳がたどり着いた境地、“生きること”を全肯定する映画の魔法に満ちた青春映画の傑作。「父はこの映画の続編も考えているようです。父がパリに行って、いろんな芸術家に会って、そこから今度はメキシコに行くというストーリー。でも、製作するには資金が必要。この会場に億万長者がいたら、ぜひ、うちの父に電話してあげてください」とジョークを飛ばしていた。

映画『エンドレス・ポエトリー』は11月18日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほか全国順次公開。
2017年10月27日
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『エンドレス・ポエトリー』
2017年11月18日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほか全国順次公開
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/endless/