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パニック映画『フローズン』は仏教的な映画。みうらじゅん妄想炸裂トークショー

フローズン

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8月7日より公開される映画『フローズン』の試写会が都内で行われ、イラストレーターのみうらじゅんと五月女ケイ子がトークショーに登壇。トラウマ確実なバッド・シチュエーションからの脱出方法を指南した。
画像:『フローズン』は仏教的な映画。みうらじゅん妄想炸裂トークショー

映画『フローズン』は、極寒のスキー場のリフトに取り残され、決死のサバイバルを強いられることになった男女3人の運命を描いた恐怖劇。

劇場で配布されている本作のリーフレットは、五月女によるイラストで、「トランスフォームする」「冬眠する」など、『フローズン』なシチュエーションからの脱出法が描かれている。なかでも五月女のお気に入りは、「おしっこで階段を作る」脱出法。「理論上、一番いけますよね。自分から出るもので何とかしなくちゃならないので」と五月女が説明すると、みうらも「凍るわけですからね」と納得。「大量にうんこして下をぬかるませたら、クッションにもなりますね。あと、確実に死にたい奴がいるなら、そいつを下に敷いて、同じ場所にうまく落ちるとか」と、みうらの妄想も止まらず、五月女の「キリンの首が伸びるように、足も伸びると思うんですよね」といったユルい発言にも「自分が欲すれば変化できますからね人間は」と助太刀した。

さらに、もしも自分がこの状況に陥ったら?という質問に、「どうせ死ぬんだから、仲良くやっていけばいいんですよ。自分だけ残ることもないしね。戒名を考えたり、どんな葬式するか相談したり。『俺は大きい葬式はしないな』とか『散骨でいいや』とかね」と、みうらの死生観をも交えながらの仏トークに会場の笑いも止まらない。そして、一度だけリフトに乗り、「死と隣り合わせだった」と語る五月女に、「人間って、生きているのが奇跡ですよね。それが言いたい映画なんですよ。仏教的な映画。諸行無常だということですよ」と、まとめた。

次にみうらは、映画を見た人でも、安心してスキー場に行けるアドバイスを求められ、「この試写会を苗場でやるとか」と提案。「飛行機の中で飛行機のパニック映画はやらないけど、わざとぶつけたほうがいいんだよね。こいつらよりマシだ、って喜びを得ていくのは良いこと。はっきり言って他人事だしね」と言い放ち、会場は再び大きな笑いに包まれた。

ここで、事前にTwitterで募集した一般フォロワーからの解決方法も紹介され、2人は審査員として「しりとりする」と「裸になる」を選出。回答者には2人のサインが贈られると聞いたみうらは「苗場のスキー券のほうがいいんじゃない?」と、助言した。

最後に、映画について五月女は「思う存分深読みしてください。後は知りません!」、みうらは、「誰一人知っている人がいないから、思い入れが全くないとこがまたリアル。こんなに単純な発想で、金もかけずにハラハラさせるのは、スピルバーグの『激突』以来。そう思って観てみてください」と絶賛コメントを残し、会場を後にした。
2010年8月5日
『フローズン』
2010年8月7日(土)、渋谷シネクイント他全国順次ロードショー
公式サイト:http://www.frozen-movie.jp