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原作者・島田荘司、初の映画化に感無量「思わず立ち上がって拍手しました」

幻肢

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本格ミステリー作家の第一人者・島田荘司原作の初の映画化作品となる『幻肢』が、27日(土)に公開。新宿K’s cinemaにて行われた初日舞台挨拶に、主演の吉木遼、共演の谷村美月、遠藤雄弥、佐野史郎と、藤井道人監督、原作者の島田荘司が登壇した。
原作者・島田荘司、初の映画化に感無量「思わず立ち上がって拍手しました」

初の映画出演で主演を務めた吉木は、「3回観させて頂いたのですが、1回目は緊張で、自分が映っていない風景とかばかりをずっと観ていて、2回目でやっとストーリーが分かって、3回目でやっと自分を観られました(笑)。恥ずかしいけれど嬉しかったです」と緊張の面持ちで挨拶。

谷村は、映画について「脚本を読んだ時に面白いと思いました。詩的なセリフが多くて新鮮でした」と印象を語り、「現場はすごく楽しかったです。自分の中で、映画の現場ってやっぱり楽しいなって再認識できた作品だったので、良かったなと思います」と撮影を振り返った。

吉木演じる主人公の友人を演じた遠藤は、同じ年の藤井監督と意気投合したようで、「青春時代に観てきたものが同じで、すごく話しやすかったです。現場でも、亀井を演じるにあたって、眼鏡を掛けていた方がいいのではないかとか、気兼ねなくディスカッションして、全幅の信頼を置いて参加できて良かったです」と振り返った。

脳科学の教授を演じた佐野は、映画の冒頭で専門用語を多用した長ゼリフが用意されており、「打ち合わせの時に「ここは1カットでやらないと意味が無い」と自分から進言したのですが…テストをしてみたら10分間にもなってしまって(笑)。自分がしっかりと理解していないと伝わらないと分かっていたので大変でしたが、ハードルが高いと燃えますね」とベテランならではの意気込みをみせた。

本作は、島田荘司原作の初の映画化作品となるが、元々ある原作ではなく、映画の脚本と小説が同時に書き上げられていったという異色作。その工程について藤井監督は、「そんな有り難いお話はないと思って、すぐに自分からやらせて下さいとお願いしました。話し合いの後はメモが3回でなくなってしまって、それを見直して理解するのはすごく修行でしたが、貴重な経験でした」と語った。

原作者の島田は、映画について「スタジオで音入れの時から立ち会ったのですが、佐野さんの長ゼリフから始まる冒頭の10分間は呆気にとられる程素晴らしかった。最後は1人で立ち上がって拍手をして、監督のもとに行って「これはいいものが出来ましたね、ありがとうございました」と声を掛けました」と、完成の喜びを表現した。
2014年9月29日
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『幻肢』
2014年9月27日(土)より K’s シネマほか全国順次ロードショー!
公式サイト:http://genshi-movie.com