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佐藤浩市・森山未來・仲代達矢 共演の“骨太エンターテインメント”『人類資金』完成!

人類資金

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10月19日(土)より公開されるサスペンス大作『人類資金』の完成報告会見が27日(火)、都内のホテルで行われ、佐藤浩市、森山未來、仲代達矢、阪本順治監督、原作者の福井晴敏が出席した。
佐藤浩市・森山未來・仲代達矢 共演の“骨太エンターテインメント”『人類資金』完成!

映画『人類資金』は、旧日本軍の隠し資産「M資金」を題材に、『亡国のイージス』の福井晴敏と阪本順治監督が再び共働した作品で、極寒の地ロシアのハバロフスクから、35度を超すタイのカンチャナブリ、そしてニューヨークにある国際連合本部と、4か国で撮影を敢行したサスペンス大作。主演に佐藤浩市、共演に香取慎吾、森山未來、観月ありさ、オダギリジョー、仲代達矢のほか、ユ・ジテ、ヴィンセント・ギャロも参加する。

はじめに、原作・脚本を担当した福井は、企画当初を振り返り「よく今日という日が迎えられたと思うくらい、成立させるのが大変でした。今の邦画の状況の中で、間違いなく売れるという感じではなく、骨太でごつい感じなので、当初は受け入れられませんでした」と述懐。同じ「経済」を題材にして現在大ヒットしているドラマ「半沢直樹」を例に、「あと1年放送が早ければ、もっと進めやすかったとも思いました(笑)。「半沢直樹」で経済の追い風が吹いているので、この映画も大ヒットさせて、倍返しできればと思っています」と会場を笑わせた。

阪本監督は、「この映画を着想したのは33年前、高野孟さんの「M資金 知られざる地下金融の世界」という本を手にとった時。当時僕は美術の助手だったんですが、いつか監督になった折には、こういう題材にチャンレンジしたいと思い続けて、今日を迎えました。このタイミングでこの映画を発表できてとても良かったと思います」とコメント。映画のテーマについては「この国の見えないルールは、これでいいのだろうか?そんな疑問もテーマに含んでいます。もしかしたら反感を買うかもしれませんが、今回は観客に向けて、にとどまらず、日本の方々に向けて作りました。僕らがこのような企画に手をつけなければ、一生誰も作れないだろうという自信もあります」と、作品に込めた思いを語った。

劇中でM資金の謎を追ううちに、事件に巻き込まれていく主人公・真舟雄一を演じた佐藤は、「M資金を題材にして、こういう風な作品になるとは思いませんでした。骨太なエンタテインメントになっています」と自信のコメント。M資金を管理運用する財団の理事長を演じた仲代は、「昔は、『金環蝕』のような政治を徹底的に叩いた社会派映画も多く、娯楽映画と社会派と別れてもいました。そんな中、この『人類資金』という作品は、エンターテインメントな部分も含めて社会派という意味を持っている映画だと思う」と褒め称えた。

続いて、謎の人物“M”の腹心であり、真舟と行動を共にする石(セキ)優樹役の森山は、国際連合本部の撮影を振り返り、「キャパとしては1000〜1500人くらいなので、少ないなと思いました(笑)。でも実際に、ニューヨークに住んでいるエキストラの方々、そしてエキストラ協力してくれた国連の方々の前で、英語で大切なメッセージを伝えなくてはならいシーンだったので、ここにいる人達にどのくらい伝わるのかなというのが一番のプレッシャーでした」とその心境を明かし、「今の世間が行き詰ってるとか、限界を感じてしまう何かがあるとしたら、この映画を観ることで、そこから先の景色が見えるような作品になっていればと思います」

最後に監督は、「異端ではあるが、どうやって楽しんでもらうか苦心して作りました。皆さんにどういう風に受け止められるかは心配ですが、どんと構えていこうかと思っています。佐藤浩市さん出演の『許されざる者』、森山未來さんの『夫婦善哉』、仲代達矢さん出演の『日本の悲劇』、そしてこの『人類資金』。作品はたくさんありますが、全部上手くいけばいいと思っています(笑)」とメッセージを送り、会見を締めくくった。
2013年8月28日
『人類資金』
2013年10月19日(土)より、全国ロードショー
公式サイト:http://www.jinrui-shikin.jp/