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森山未來&観月ありさ、ユ・ジテ相手のアクションに悪戦苦闘…『人類資金』初日舞台挨拶

人類資金

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旧日本軍の隠し資産「M資金」を題材に、『亡国のイージス』の福井晴敏と阪本順治監督が再びタッグを組んだ話題作『人類資金』が、10月19日(土)より公開され、有楽町・丸の内ピカデリーの舞台挨拶に、佐藤浩市、香取慎吾、森山未來、観月ありさ、岸部一徳、オダギリジョーと、阪本順治監督、原作者の福井晴敏が登壇した。
森山未來&観月ありさ、ユ・ジテ相手のアクションに悪戦苦闘…『人類資金』初日舞台挨拶

極寒の地ロシアのハバロフスクから、35度を超すタイのカンチャナブリ、そしてニューヨークにある国際連合本部と、4か国で撮影を行った本作。舞台挨拶では阪本監督が、「昨日は緊張で眠れず…。タイのホテルのシャワー室で眩暈がして転倒し、「このまま病院に運ばれたら撮影が止まっちゃうな。無茶なことをしようとしたバチが当たったのかな」と考えながら横たわっていた時のことを思い出しました」と、冒頭から過酷な撮影を振り返り、「そんな自分がすばらしい俳優さんと一緒に今日を迎えられて、今までにないくらい、本当に感動しています」と挨拶。

主演の佐藤浩市も感無量の様子で「今日を迎えて頭の中が真っ白になっちゃいまして、気の利いたコメントができない(笑)」と話しながらも、「最後にこうやってお客様に見てもらえる。そのために我々はこの仕事をやっています。面白いと思ったみなさんは、ぜひお友達やお知り合いの方々に、この映画を勧めてやってください」

謎の男“M”を演じた香取慎吾は、「阪本監督に、「慎吾に世界を救ってほしい」と言われました。最初はまったく意味がわからず、台本もとても難しく、こんなに何度も何度も読み直したのは初めて。撮影は毎日が緊張で、そうそうたる出演者の先輩のみなさんに囲まれて、緊張の日々の中、がんばってきた」と振り返った。

「ヒゲで誰かちょっとよくわからないかもしれないんですが、一応、森山未來です」と挨拶した森山は、「僕は、お金とは?資金とは?人類とは何なのか、というテーマを感じながら作品と向き合い、最終的に、人類こそが資金なのだと思った。みなさんがどう思うかわからないけど、ひとつ何か景色が変わったなら、そこから何かが膨らんでいくんじゃないかと思っています」

原作者の福井は、「この映画はもう一回観るとすごくよくわかります!さらによくわかる為には原作の小説もありまして…。この映画を観て何か感じるところがあったら、是非、手にとっていただければと思います」と、しっかり原作本もアピール。

また、共演のユ・ジテからは、本作出演への喜びと、共演者やスタッフへのねぎらいの言葉が記された手紙が読みあげられ、阪本監督は、「ユ・ジテさんは10年くらい前に中野に住んでいたことがあって、その頃に知り合いました。彼は俳優業以外にも、ルワンダにボランティアに行ったり、ミャンマーに学校を作るのに尽力したりと、そういう活動もされている人なので、僕が作ろうとしている作品世界をきっと理解してくれるんじゃないかと思った。脚本がないような状態でお話して、その場で受けていただきました」と、ユ・ジテ起用の経緯を語った。

そんなユ・ジテとの撮影エピソードでは、香取が「みんなユ・ジテさんが大好きなんです。つたない韓国語や英語で必死に話そうとすると、日本語がベラベラなんですよ」と明かし、さらに「ユ・ジテさんと未來くんのアクションシーンがすごく好きです。ユ・ジテさんは190cmくらいあるんですが、軍隊で鍛えた体もあったりして…。未來くんに聞いたところ「死ぬかと思った」と…」と振ると、森山は「アクションシーンって、普通はカット割で撮っていくんですが、今回は監督の無茶振りで長回しで撮っているんです」。同じくユ・ジテ相手のアクションシーンをこなした観月も、「監督は「じゃ、キックで」って言うんですけど、足が上がらないんです。ジテさんのお顔がかなり高い位置にあるので、回し蹴りとか、キックをするのは大変でした。本当にパンプアップされてすごい肉体なので、蹴ったり殴ったりすると、こっちの手足が痛いんです。戦うシーンでは青アザを作りながら、頑張りました」と、その苦労を振り返った。

最後の締めの挨拶では佐藤が、世界4カ国、総移動距離5,4593キロ(地球一周の1.36倍)に及んだロケ撮影に触れて、「マイル貯めりゃ良かった!」と笑わせながら、「本当にみんなで頑張った映画です。応援してやってください!」と観客にメッセージを贈った。
2013年10月21日
『人類資金』
2013年10月19日(土)より、全国ロードショー
公式サイト:http://www.jinrui-shikin.jp/