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宮沢りえ、ラブホテルでテンションUP「お部屋のデコレーションが…」

紙の月

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11月15日(土)公開の映画『紙の月』のプレミア試写会が新宿ピカデリーにて行われ、主演の宮沢りえ、共演の池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美と吉田大八監督が舞台挨拶に登壇した。
宮沢りえ、ラブホテルでテンションUP「お部屋のデコレーションが…」

2日(日)、新宿ピカデリーの大階段にひかれたレッドカーペットに、宮沢りえら豪華キャストがシックな黒で統一された衣装で登場。全員が揃ったところで、宮沢りえ演じる梨花が写された100万ドルりえ札が舞い落ちるという演出に、キャスト・マスコミから歓声が沸き起こった。

この日のプレミア試写会は、新宿のほか、大阪、名古屋、札幌、福岡、仙台、金沢という全7都市で同時刻に開催。新宿での舞台挨拶の模様は各都市へ生中継配信され、全国2000人がその様子を見守った。

ステージに立った宮沢は、「7年ぶりの主演ということで緊張と不安がありましたが、撮影が始まってからは吉田監督の演出のもと、濃密で集中力のある毎日で、惜しみなく演じることが出来ました。15日公開を前に興奮に包まれています」と挨拶。10月31日に閉幕した東京国際映画祭では、審査員満場一致で最優秀女優賞に輝いた宮沢。改めて感想を聞かれると、「とてもとても難しい役を演じるのを上手く引き出してくださった監督に、このトロフィーを半分にちょん切ってあげたいくらい感謝しています」と喜んだ。

これに吉田監督は、「すごくほしかった賞です。女優賞と作品賞は重みも意味も同等だと思っています。宮沢さんが代表して評価を受け取ってくれた」。また、同時に受賞した観客賞についても「映画祭が初お披露目ということで、観たあとにこの映画が好きだと意思表示してくれた重みを感じ、勇気が出ました。この映画とこれから歩んでいく上で励みになりました」とコメントした。

舞台挨拶では、吉田監督率いる吉田組の現場について話が及ぶと、「スタッフ皆がみんな、映画を作ってきた人ではなく、異物同士が集まっていて一体感にたどり着いていないスタートでした。撮影が始まり濃密な時間が重なって、異物が密集してパズルのピースが合うように一体感を得られた。その変化が、梨花が心の変化を遂げていくのと相まってうれしかったです」と宮沢。撮影中は大雪のため車で現場に行けず、電車で行ったことも明かし、「撮影休みになると思ったら、当然やるって!作品を作る人たちの執着がすごいと思いました(笑)」

大島は「吉田監督は的確で繊細に指示してくださる方なんですが、そこまで?マジで?と思うほどディテールにこだわる方でした」。近藤は「褒め言葉なんですけど、監督にオーラがないんです(笑)。細かく言われても嫌な感じがしないので安心感がありました」。小林は、勤続25年のベテラン銀行員を演じるべく、「お札を数える練習を随分したんですが、映画を見たら、そのシーン全部カットされていました!見えないところで努力したということで、監督ありがとうございました(笑)」

キャスト陣のコメントに吉田監督は「半分クレームだったような…」と苦笑いしながらも「ここにいる誰一人欠けても僕の作りたかった『紙の月』ではなくなります。皆さんを誘って集まっていただけて、自慢できるとすれば、これだけの人たちを集めて映画の中で素晴らしい演技をしていただくだけの場所を用意できたこと。オーラがないなりに仕事をしました(笑)」とコメントした。

また池松は、撮影中のエピソードを「ラブホテルのシーンで、ベッドでりえさんが飛び跳ねていました(笑)」と証言。宮沢は「めったに行かないのでテンションあがっちゃったんです!お部屋のデコレーションのすばらしさに感動しちゃいました(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。

最後に宮沢が「主人公の梨花があることをきっかけに、常識や理性を捨て去って、本能に従って走り抜けていく描写を、楽しんでください。面白かったら、ぜひお友達に話してくださいね!」とメッセージを贈り、イベントを締めくくった。
2014年11月4日
『紙の月』
2014年11月15日(土)全国ロードショー!
公式サイト:http://kaminotsuki.jp