ニュース&レポート

佐藤二朗、「透明人間になりたい」けど…宮沢りえに諭され撤回 『ルイスと不思議の時計』日本語吹替版完成会見

ルイスと不思議の時計

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイートする
  • Facebookでシェアする
ジャック・ブラック&ケイト・ブランシェット共演、10月12日より公開される映画『ルイスと不思議の時計』の日本語吹替版完成会見が行われ、吹き替えを担当した佐藤二朗と宮沢りえ、松本梨香、矢島晶子、本名陽子が登壇した。
佐藤二朗、「透明人間になりたい」けど…宮沢りえに諭され撤回 『ルイスと不思議の時計』日本語吹替版完成会見

スティーブン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメントが贈る『ルイスと不思議の時計』は、両親を亡くした少年ルイスが、叔父で魔法使いのジョナサンと、隣に住む魔女のツィマーマンとともに、世界を破滅へと導く“時計”の謎を解いていく姿を描いたマジックファンタジー。日本語吹替版では、ジャック・ブラック演じるポンコツ魔法使いのジョナサン役に洋画声優初挑戦の佐藤二朗、ケイト・ブランシェット演じる一流魔法使いツィマーマン役を宮沢りえが演じるほか、日本を代表する人気アニメの主役を務めてきた、高山みなみ(ルイス役)、松本梨香(タービー役)、矢島晶子(ローズ役)、本名陽子(ルイスの母役)ら4名のプロ声優が脇を固める。

主人公のポンコツ魔法使いジョナサンを演じた佐藤は「洋画の吹き替えは初めてやりました。『スクール・オブ・ロック』が大好きで、ジャック・ブラックさんも好きになったので、本当に光栄ですし、楽しく演じさせていただきました」。ルイスのことが気になる少女ローズを演じた矢島は「私の名前を聞いて、とある5歳児くんを思い浮かべる方が多いかと思いますが(笑)、今回は女の子を演じさせていただきました!でも実はデビュー時は女の子役が多かったりしたので、またこの素敵な作品で原点回帰ができたようで良かったです」

ルイスにとって、街にやってきて初めてできた友達である少年タービーを演じた松本は、「アニメでは男の子の役が多いですが、洋画では女の子の役をよくやるんです。なので、字幕版で初めてこの作品を観たときに、ルイスのお母さん役だと勝手に思い込んでたんですけど、男の子役と聞いてまさかと(笑)でも楽しく演じさせていただきました!」。亡くなった後もルイスを優しく見守るルイスママを演じた本名は、「わたしは(高山)みなみさんと共演させていただく作品で、みなみさんが先生でわたしが生徒だったり、敵同士だったりすることがあったので、今回は私がみなみさん演じるキャラクターの母親役ということで(笑)楽しく演じさせていただきました!」

一流魔法使いツィマーマン役の宮沢は、「大好きなケイト・ブランシェットさんに心を寄せながら演じさせていただきました。エキサイティングしたのと同時に緊張もしましたが、一生懸命演じさせていただきました」と挨拶した。

続いて登壇者それぞれの声入りクリップが披露され、矢島は自身のキャラクターについて「ローズは個性を自分で尊重できるとっても良い子」と説明。収録時について「高山さん、松本さんの声が既に入った状態で録ったので、何も考えず自然に演じられました。先輩方のお陰です!」と振り返った。松本は「コナンと(ポケモンの)サトシが友達ってすごくない?!ってみなみさんと話していたんですけど、今回のキャスティングはドキドキでした!」と明かし、本作については「お化け屋敷のドキドキワクワク感があって、大人の方も童心に帰れると思います!」とアピール。本名は収録時について「ルイスを導きつつもちょっぴり不気味な雰囲気をまとった役だったので少し難しかったです。でもわたしは、ルイスママ以外にガヤやその他大勢の声もやらせていただいていたりしたので、それも楽しかったです」と振り返った。

そしてなんとジャック・ブラックからの佐藤に向けたメッセージ映像が到着。このサプライズに佐藤は「これは流石に嬉しい!」と興奮した様子をみせ「滑舌良く、ポンコツ感もよろしくな!」というブラックのメッセージに対し、「まかせろ!滑舌の良いポンコツは俺の十八番だ!」と声高らかに応えた。

また、宮沢のパート映像が披露されると、宮沢は「役者と声優さんは声を発する際の筋肉が違う。役者は出てなんぼというか、表情とか動きで伝わることもあります。吹き替えのお仕事をさせていただく度に、声優さんへの尊敬と憧れが募ります」と謙遜。佐藤は同調しつつも宮沢の演技について「結構いいんじゃないかと思いましたよ?!」と称賛。松本も「この役を宮沢さんが演じられると聞いたとき、ピッタリだと思いました!」と声をかけられ、ほっと胸を撫でおろした宮沢は「ケイトの声はすごく低くかったので、できるだけそれに近づける為に練習してみたんですけど、元々もつ筋肉などの違いから絶対無理だとわかって…それがわかってからは、自分ができる範囲でいつもと違う声を出してみました」とアフレコ時のエピソードを語った。

一方の佐藤は、宮沢とは反対に何も考えずに演じたというものの「最初は、佐藤二朗の声だと思っても、最後の方にはそれが忘れてくれるくらいになったらいいとは思っていましたね」とこだわりを明かした。

また、見どころについて問われると佐藤は「ジャック・ブラックっていい意味でふざけているんだけど、今回のジョナサンおじさんはルイスのことをすごい大切に思っているんです。その気持ちが抑制のきいた芝居から伝わってくる」。宮沢は「ファンタジーでありながらも社会的なメッセージも込められているストーリーと、カボチャのおばけとアクションするシーンがあるんですけど、楽しいシーンでもありますし、ハロウィンが近いということでそこを挙げさせていただきます」とそれぞれに明かした。

この日出席できなかった高山からもボイスメッセージが到着。魔法がたくさん出てくる本作に因み、一つ魔法が使えるとしたらどんな魔法を使いたいか質問が及ぶと、本名は「3歳と1歳の子供がいるんですけど、二人同時に相手にすると本当に身体が悲鳴をあげるんです。なので、仮眠を少しでもとれたら…ということで、“時間を止める魔法”にします」。松本は「私は歌手として海外に出向くことも多いのですが、チリとかブラジルって行くだけで本当に時間がかかるんです…なのに、弾丸で帰らなければならないことも多いので、“どこでもドアみたいな魔法”が欲しいです」。矢島は「若返りですかね…というのも、7年前の東日本大震災があった際に、もっとお手伝いがしたかったのですが、年齢的に体力的にできないことも多くて…もう少し若かったらあんなことやこんことも手伝えたのにと思うと、“若返りの魔法”が欲しいですね」

宮沢は「旅行がすごい好きなんですけど、“その国々の言語がしゃべれる魔法”が欲しいですね。どこの国でもコミュニケーションが取れたらもっと視野が広がりますし…」とそれぞれに披露。佐藤は「じゃあ僕も、宮沢さんと同じく“その国々の言語がしゃべれる魔法”にします!」と言いつつも本当に欲しいのは“透明人間になる魔法”だそうで、その理由について「飛行機とかほいほい乗れるじゃない…」と答えると、宮沢から「でも、誰にも自分の存在を確認してもらえないってすごく寂しいことじゃないですか…?」と正論を言われ、すかさず「やめます!」と撤回し、笑いを誘った。

最後に、宮沢は「ファンタジーの中に強いメッセージが込められた作品です。年齢、性別問わず楽しめる映画になっているので、是非大きなスクリーンでご覧ください」。佐藤は「お子さんは勿論楽しめるし、大人の方はグッとくる作品になっているかと思います。どこかしらに“負“をもつ、ルイス、ジョナサン、ツィマーマンという三人のキャラクターがいますが、そんな三人が敵に立ち向かっていく。ぼくはそんな話が大好きなんです!子供も大人も楽しめる作品に仕上がっていますので、是非劇場へ足をお運びください」とそれぞれにコメントし、イベントは終了した。
2018年9月25日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『ルイスと不思議の時計』
2018年10月12日(金) 全国ロードショー
公式サイト:http://lewis-movie.jp