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園子温監督、長谷川博己の「カメレオン役者」ぶりを大絶賛 映画『ラブ&ピース』初日舞台挨拶

ラブ&ピース

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園子温監督の最新作『ラブ&ピース』が27日(土)に初日を迎え、主演の長谷川博己、共演の麻生久美子、マキタスポーツ、西田敏行と園子温監督が TOHOシネマズ新宿で行われた舞台挨拶に登壇した。
園子温監督、長谷川博己の「カメレオン役者」ぶりを大絶賛 映画『ラブ&ピース』初日舞台挨拶

劇中で共演した、カメのラブちゃんのぬいぐるみを抱えて登壇した長谷川は、満席の客席を見渡しながら「遂に初日を迎えられてうれしい。興奮しています」とあいさつ。麻生は「今までで一番地味な役をやらせてもらって、撮影中も新しい発見もあって勉強になった。子どもに見せたくなるような映画」とコメント、マキタスポーツも「園さんのすごい作品に関わらせていただいて幸せな気分」と心境を語った。また、西田からの「園監督の大直球の愛をうけとめてくれましたか?」の問いかけに会場からは大きな拍手が起こった。園は「25年前に書いていた僕の台本がみなさんの前でようやくお披露目できてうれしい」と初日を迎えた喜びを語った。

園は主演の長谷川について「とにかくすごいカメレオン役者。いろんな演技ができて振り幅がひろい。この演技に適しているんじゃないかと思った」と称えつつ、「でもギターも歌もできないと後で知って、できる人にするべきだったかな?と思った」とおどけると、長谷川も「なんとか練習して(ギターと歌を)やるしかないと思ったけど、園さんが曲をなかなか作ってくれないから何度も家に押しかけました!」と続けた。ヒロインを演じた麻生については「昔から一緒に映画をやりたい女優さんだった」としながら、「元が美人だし色っぽいから、地味で目立たない役を相当がんばってもらいました。すぐ笑う人なんで、『絶対笑うな』と厳しく指導しました」と撮影時を振り返った。

また、謎の老人役の西田については「この役は西田さんしかいないと、昔忌野清志郎にオファーしたみたいにダメ元でお願いしてみた。そしたら快諾のお返事がきて。西田さんが来てくれたおかげですごくよくなった」と絶賛。西田は「ハリウッドとかイタリア映画とか、いろいろオファーが来ていたんですけれど、福島出身なので『希望の国』という映画を観て、園監督に恩義というか義理を感じた。これは何かの形で返さねば、とハリウッドを断って受けました。その作品は渡辺謙が行きました」とジョーク交じりに答えると、会場は大爆笑。

本作で、長谷川演じる鈴木良一と運命的な出会いをしたミドリガメのラブちゃんが鈴木の願いを叶えようとしてくれることから、<どんな願いを叶えてほしい?>との質問が。長谷川は「優等生的な言葉になっちゃいますけど、世界平和ですね」とコメント。去年の12月に双子が生まれたというマキタスポーツは、「ラブちゃんに子育てを手伝ってほしい」と述べた。

また、本作が感動のラブストーリーであることにちなみ、それぞれが<愛とは何か>を直筆のボードで発表。長谷川が<全てさ。>と発表すると、園がすかさず「かっこつけてる!」とヤジを飛ばすも「ビートルズの“All You Need Is Love”が浮かんだんです。とにかく自分自身でいればいいんだ、愛がすべてなんだ」と長谷川なりの愛を表現した。続いて麻生は<与え続けるもの>と発表。親の立場で「愛に関しては見返りがなくても一方通行でもいいかなと思っています」と述べた。園は<子どもと動物>とし、「台本やシナリオを書いていて疲れたらいつも動物園で癒されている」と語りつつ、「実はあのカメちゃんは今みんなで育てていて、次の映画にも出ているんですよ。もう園組と言っていいですね」とカメのラブちゃんが園作品の新たなメンバー入りを果たしたことを明かした。
2015年6月29日
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『ラブ&ピース』
2015年6月27日(土)よりTOHOシネマズ新宿他全国ロードショー
公式サイト:http://love-peace.asmik-ace.co.jp/