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ブラッド・ピット『マネーボール』で来日!「日本の粘り強さ、絶対忘れていない」と日本にエール

マネーボール

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メジャーリーグの貧乏球団アスレチックスを、独自の理論を用いて常勝軍団に作り変えたゼネラルマネージャーの実話を、ブラッド・ピット主演で映画化した『マネーボール』。本作の公開を前にブラッド・ピットが来日し、記者会見に臨んだ。
ブラッド・ピット『マネーボール』で来日!「日本の粘り強さ、絶対忘れていない」と日本にエール

映画『マネーボール』についてブラッドは、「僕もあまり野球を知らない」と告白し、「野球界というのはこの映画の背景としてあるが、これは正義の話であり、負け犬というレッテルをはること、そして失敗や成功といった価値観は正しいのかどうか、そういうことを問う映画」と説明。

自身が演じたアスレチックスのGM、ビリーについて、「ビリーは、150年続いたルールやスカウティングのしきたりは、果たして今通用するのか?成功と敗北は何で決まるのか?を突き詰め、数字によって今まで価値がないとされていた人材に価値を見出し発掘していく。瞬間瞬間の成功が次の敗北に繋がっている場合もあって、でもその敗北から学んで次の成功に繋がる、つまり続いているんだということを重要視している。ビリーが求めている勝利は、新聞の見出しになるようなものではなく、自分自身のとても"私"的な勝利。そこに僕は非常に尊敬と敬意を表します」と語った。また、ビリーは、感情移入せずに冷静に分析できるよう、“試合を観ない”というジンクスを持っているが、ブラッドは、「僕はひとりで飛行機に乗る場合は、家族の何かを持って乗るようにしています」と、自らのジンクスを語った。

ブラッド・ピット『マネーボール』で来日!「日本の粘り強さ、絶対忘れていない」と日本にエールブラッド・ピット『マネーボール』で来日!「日本の粘り強さ、絶対忘れていない」と日本にエール
さらに、若者に向けてのメッセージを求められると、「まず常識とされていることに疑問をもつこと。そのフラストレーションを一瞬だけ放つのではなく、システムを問い、その解決策を見出すことが一番大切だと思う」と訴えた。

これまでの質問や回答が深刻だったのを察知したブラッドはここで、「シリアスではなく笑いの部分もある映画。楽しんでいただけると思います。僕は楽しみましたよ」とフォロー。また、東日本大震災の話題にも触れ、「被災された皆さんに心からお見舞い申し上げます。皆さんが一生懸命復興している姿はとても価値があり、インスピレーションを受けています。僕は世界中の色んなところに行きますが、世界中で日本の粘り強さについての話を聞きます。絶対忘れていません。みなさんの生きる力、復興にかける思いにとっても影響されています」とメッセージを送った。

最後に、花束贈呈のゲストとして、元プロ野球選手で現在東北楽天ゴールデンイーグルスのチーフスカウト吹石徳一氏を父に持つ、女優の吹石一恵が登場。吹石は、「生ブラッドさんにお会いしてとてもどきどきしています。映画を拝見して、娘と一緒にいるときの顔がとてもやさしかったのが印象的でした。私も父にこういう顔でみられたのかなぁと思いました」と感想を述べると、ブラッドは、「お父さんはご覧に?ぜひお父さんの感想を教えてください」と、主人公と似たキャリアを持つ吹石の父に興味津々の様子だった。
2011年11月11日
『マネーボール』
2011年11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
公式サイト:http://www.Moneyball.jp