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オダギリジョー&チャン・ドンゴンがカンヌで会見 新作『マイウェイ』はまだまだ撮影中

マイウェイ

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第64回カンヌ国際映画祭に出品されている、映画『マイウェイ』の製作記者会見が行われ、オダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビン、カン・ジェギュ監督がメディアの前に登場した。
オダギリジョー&チャン・ドンゴンがカンヌで会見 新作『マイウェイ』はまだまだ撮影中

2012年新春に全国公開される映画『マイウェイ』は、実在した朝鮮兵のエピソードを基に、総製作費21億円(300億ウォン)という、韓国映画史上最高額を投じて製作された作品。1928年の日本統治下の朝鮮(現ソウル)を舞台に、それぞれの夢を持って、時代を生き抜いた二人の人間を描いた感動の物語。メガホンをとるのは、『シュリ』 『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ監督。

5月15日、第64回カンヌ国際映画祭のマーケットに出品中の本作が、韓国映画としては初めてカンヌにおいて製作記者会見を行い、監督による作品紹介のほか、世界初公開となる戦闘シーンを含むフッテ―ジ映像、メイキング映像などが公開された。会場には世界9カ国以上、150以上の媒体、200人以上のプレスが集合し、上映後には1分間以上の拍手喝さいが湧きおこった。

本作でオダギリジョーが扮するのは、憲兵隊司令官を祖父に持ち、何不自由ない暮らしを送り、後に日本軍の大尉となる長谷川辰雄役。撮影についてオダギリは、「毎日死にそうで、ここ7か月ほど韓国で本当苦しい毎日の中撮ってきた。毎日爆発があったり銃を撃っていると、次の日は休みたいなと思うし、撮影もこれで終わればいいのに…って思いました。でも当時は、もちろんそんなことも思えない。大きな差はあるにしても、撮影でこのような経験をしていると、あの時代がどんなに辛く大変だったかを痛いほど感じました」と、過酷な撮影の様子を吐露。「でもその分楽しんでいただけるところも多いと思うので、完成したら是非見ていただければと思います」とアピールした。

一方、少年時代にオダギリ扮する辰雄と出会い、マラソンの良きライバルとして成長するが、日本軍に強制徴用され戦場に赴く事になるキム・ジュンシクを演じるチャン・ドンゴンは、「映像を観て下さった方は感じられたと思いますが、スタッフも含めて本当に皆で一生懸命作りました。まだ撮影は終わっていませんが、公開を楽しみにしていただければと思います」

オダギリジョー&チャン・ドンゴンがカンヌで会見 新作『マイウェイ』はまだまだ撮影中
劇中でオダギリは日本語、ロシア語、ドイツ語。チャン・ドンゴンは韓国語と日本語を操ることになったが、共演者間のコミュニケーションについてオダギリは、「毎回、海外の作品に参加するときは特に言葉の心配はありません。チャン・ドンゴン氏は凄く凄く優しい方だったので安心できましたし、ファン・ビンビンさんはすごくきれいな方だったのでそれだけで十分なコミュニケーションがとれてます」と、言葉いらずのコミュニケーションに満足していた様子。チャン・ドンゴンは、「演技というのは、単純に言葉を交わすということではなく、お互いの感情や気持ちを共感することであり、それには言葉が通じるかどうかはさほど重要ではないと思います。今回も改めてそれを感じました。ファン・ビンビンさんとの撮影は、劇中で私は中国語がわからない設定だったため演技するのに全く支障はありませんでした」

一方、中国人狙撃手を演じるファン・ビンビンは、「確かに言葉の障害はありましたが、アイコンタクトや身振り手振りでコミュニケーションをとることができました。撮影時は、逆によいコミュニケーションツールにもなり、楽しみました」と語った。

監督のカン・ジェギュは、「この映画は、6年前に見つかった一枚の写真から始まりました。ノルマンディでドイツ軍として捕まったアジア兵士のお話です。私は、2007年にこの話を初めて聞いてシナリオを書き始めました。この映画を、戦争をおこした敵、味方という立場で作ったとしたら、あまり心地いい映画にはならないでしょう。もちろん戦争が背景ですが、戦争の中にいる人間の姿を描いています。お互い憎み合っていたものたちが、戦争の極限の中で友情が芽生え理解し合う、そういった人間たちのドラマを描いています」と熱いコメントを残した。

2010年11月にクランクインし、この日フッテージ上映を迎えた『マイウェイ』だが、撮影はまだまだ継続中。この日の製作会見後、6月中旬までクライマックスのノルマンディの戦闘シーンを、バルト海沿岸のラトビアで撮影する予定だ。
2011年5月17日
『マイウェイ 12,000キロの真実』
2012年1月14日(土)より全国ロードショー
公式サイト:http://myway-movie.com/