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ダーレン・アロノフスキー監督、「落ち込んだ時はいつも黒澤映画を観る」映画『ノア』舞台挨拶

ノア 約束の舟

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6月13日(金)より公開される『ノア 約束の舟』のダーレン・アロノフスキー監督が、13日(水)、7年半ぶりに緊急来日。マスコミ向け完成披露試写会に登場し、舞台挨拶を行った。
ダーレン・アロノフスキー監督、「落ち込んだ時はいつも黒澤映画を観る」映画『ノア』舞台挨拶

全世界で今年3月に公開されるや、数々の国で歴代オープニング記録を塗り替え、全米はじめ39ケ国でNo.1を達成、批評家の評価も高く、早くも来年度のアカデミー賞の呼び声が高まっている映画『ノア 約束の舟』。いよいよ日本での初上映、さらにアロノフスキー監督の緊急来日が決定したということも相まって、会場のTOHO シネマズ 日本橋には、大勢のメディアが殺到。2つのスクリーンが満席となる大盛況の中、劇場のステージにアロノフスキー監督が上がると、彼を歓迎する割れんばかりの拍手、そしてまばゆいフラッシュが向けられた。

「皆さん、今日は『ノア 約束の舟』の試写会に来ていただいてありがとうございます」と挨拶をした後、「世界中ですでに公開しているこの映画が、まだ日本で公開されていないことが、とても不思議な感覚なんです。以前監督した『π』も、日本でヒットするのが夢だったのですが、この映画も日本で絶対にヒットして欲しいです。日本の観客の皆さんには、(ラッセル・クロウ演じる)ノアと、(エマ・ワトソン演じる)イラを中心に描かれる、登場人物たちの葛藤とドラマに注目して欲しいです。もし、一度観て気に入らなかったら、二度も三度も観てください!絶対に気に入っていただけますよ!!」と、集ったマスコミに向けて本作の見どころポイントをアピール。

主人公・ノアをラッセル・クロウにオファーした理由を、「地球上に、ノアを演じることができる役者はそんなにいません。クロウだったら絶対にやれると確信してオファーしたんです。とても嬉しいのは、この映画でのクロウの演技が、『グラディエーター』以来ベスト!と評されていることです。『グラディエーター』での彼の演技を観て以来、偉大な俳優だと尊敬しているので、とても嬉しいです」。エマ・ワトソンの起用については、「エマは、(『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニーとして)8回も同じ役をやっていたけれど、もっと別の可能性を秘めた女優だと感じたからです。『ブラック・スワン』でナタリー・ポートマンが大人の女性を演じたように、本作で彼女は、大人の女性を演じ、今までとは違う演技を見せていますよ」

その後、会場のマスコミから寄せられた「なぜ、日本でのヒットにこだわるのか?」という質問には、「僕は、学生の頃から一番興味を持っている街が東京なんです。ミステリアスな街で、建築、ファッション、写真、全てが刺激的です。一番好きな映画は黒澤明監督の『用心棒』で、落ち込んだ時はいつも黒澤映画を観ます。だから、日本でもぜひヒットして欲しいのです。『π』は、日本の皆さんに評価される自信があったんですよ。オタクをテーマにした映画だし、塚本晋也監督の影響を大きく受けた映画ですから」と、日本へのリスペクトを込めて、日本でのヒットにこだわる理由を明かした。

さらに、「そうそう、『π』で初めて来日して取材を受けた時、僕はパンクだったから髪を紫に染めていたんですよ。それなのに、取材中誰もそこに突っ込んでくれないんです。どうしてだろう?と日本人の友人に聞いたら、日本では、おばあちゃんが良く髪を紫に染めるので、パンクでもなんでもないそうですね(笑)。あの時は驚きました!」と、今まで秘めていた来日話も披露した。

その後、アロノフスキー監督の来日を歓迎して、女優の河北麻友子が登壇。アロノフスキー監督の『ブラック・スワン』の大ファンで、本作に出演するエマ・ワトソンが憧れという彼女が、大きな花束をアロノフスキー監督に贈り、映画への賛辞を贈った。
2014年5月14日
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『ノア 約束の舟』
2014年6月13日(金)TOHO シネマズ日劇1 ほか全国ロードショー
公式サイト:http://www.NOAH-movie.jp/