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野村萬斎、外国語スピーチ対決で上地雄輔に圧勝!『のぼうの城』が東京国際映画祭で上映
のぼうの城
豊臣秀吉の命を受けた石田三成率いる2万の大軍 VS “のぼう様”率いる500人の忍城軍勢の闘いを描いたスぺクタクル・エンタテインメント超大作『のぼうの城』。本作が、第25回東京国際映画祭の特別招待作品として23日(火)に上映され、野村萬斎、榮倉奈々、上地雄輔、芦田愛菜、犬童一心監督、樋口真嗣監督が舞台挨拶に登壇した。

戦国時代の衣装に身を包んだ「忍城 おもてなし甲冑隊」(行田市忍城址を中心にPR活動を行う甲冑隊)の呼び込みで、野村萬斎、榮倉奈々、上地雄輔、芦田愛菜ら着物姿のキャストと、兜にタキシードという姿で犬童一心監督と樋口真嗣監督が登場すると、割れんばかりの盛大な拍手と歓声が場内に響き渡った。
本作は、そのスケールの大きさゆえ、映画化実現まで8年の時間を要した作品。主演の野村は、「お話いただいたのが7年前で30代。映画が撮影されたのが40代前半で、公開されるのが40代後半ということで(笑)、まさしく寝かせておいた豊潤な香り沸き立つ作品になっていると思います。生き生きとしたキャラクターと壮大なスケールで、監督の渾身の作品であり、日本が久々に世界に誇る映画と思います」と自信のコメント。
榮倉は、「この映画は戦闘シーンも迫力満点で絶対映画館で見る映画だと思います。ロケ地の北海道で、東京ドームの20個分の土地を使ってセットを作って撮影しました。アミューズメントパークかというくらいすごくて、この迫力はスクリーンで実感できると思います」と、作品のスペクタクル性をアピール。上地は、「撮影中は毎シーン驚きばかりでした。W監督は初めてだったのですが、二人が仲が良くて、モントリオール映画祭の時も楽しくて、いいチームです」。芦田は、「この映画をみて歴史に興味を持ちました。撮影中は、農民の子の役なので、ファンデーションをずっと塗っていましたが、その姿を見ていて、楽しかったです」と笑顔で話した。
今回、W監督をつとめた犬堂監督は、水攻めのシーンの撮影について、「水を落とす巨大な装置を北海道の大平原につくったのですが、見くびっていて、いざ試したらみんな水でびしょびしょになりました」と、撮影中のエピソードを紹介。樋口監督は、「この上映は数少ないフィルムでの上映です。今日は貴重な体験になるのではないかと思います」とコメントした


外国語スピーチ合戦では野村が圧勝し、榮倉から<あんたが大将!>と書かれたタスキを掛けられた野村は、「天にも昇るような気持ちです。ありがとうございます!「のぼう軍」が勝つってことで、いいかな!!」と、勝者の喜びを見せた。
2012年10月24日
- 『のぼうの城』
- 2012年11月2日(金) 全国超拡大ロードショー
- (C)2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ