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『シャッター アイランド』ディカプリオ来日!世界中に配信された記者会見で終始スコセッシを絶賛!
シャッターアイランド
4月9日(金)からTOHOシネマズ スカラ座他全国ロードショーとなる、『シャッター アイランド』(パラマウントピクチャーズ配給)のプロモーションのため、主演のレオナルド・ディカプリオが3年ぶり6度目の来日。“逃げられない孤島”を舞台に全世界生中継される記者会見に臨んだ。




また、劇中に登場した“小さな共演者”であるネズミについて聞かれると、「彼らはプロ中のプロだった。ランチを食べにいって戻ってきて位置につく(笑)。ちゃんとトレーニングされていて、そこを動かないんだ。」と、報道陣を笑わせた。
今回、スケジュールの都合で来日できなかったスコセッシ監督については、「彼との仕事は驚きでいっぱいだ。作品ごとに新境地を切り開き、俳優に挑戦する気持ちを持たせる監督なんだ。ゴールデングローブ賞で賛辞を述べる原稿を書いた時に思ったのは、日本には黒澤明という誇るべき人物がいる、そしてアメリカにはスコセッシがいる。千年後に映画が続いているのであれば、同じように黒澤やスコセッシを観ているだろう。彼はそんな傑出したフィルムメーカーで、生きる伝統だと思う。」と、監督への称賛の言葉は尽きない様子だった。
さらに、役作りについても、「映画作りで大切なのは、クランクインの前の勉強なんだ。監督はいつも撮影に入る前に、映画のテンポ、トーンの参考になる関連作品を4〜5本上映してくれる。今回は、50年代の精神病院を舞台にしたドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』や、『ローラ殺人事件』、ロバート・ミッチャムの『過去を逃れて』、ヒッチコックの『めまい』、そういった作品から役作りの手がかりを探すんだ。スコセッシ監督との仕事では、俳優として成長するのみならず、そういった映画の歴史を知るといったボーナスまで付いてくるんだ。また一緒にやる話があるなら飛びつきたいよ。」と明かし、実りの多い監督とのコラボはまだまだ続きそうだと示唆した。
最後に、謎が謎を呼ぶ本作について、ひとつだけ謎を解くヒントを聞かれると、「話の筋は複雑だが、とにかく予備知識なしでストーリーに乗ってきて欲しい。最後に心を打たれる結末があるからね。この映画は、プロモーションで言うのではなく(笑)、2〜3回の鑑賞に堪えられる作品だ。2度目は違う意味、違う演技に見えるからね。」と語り、作品をアピールした。
映画『シャッター アイランド』は、4月9日(金)より公開。複雑な謎解きに専念できるよう、「超日本語吹替」でも上映される。
2010年3月14日
- 『シャッター アイランド』
- 2010年9月10日(金)DVD&Blu-rayリリース
- (C)2010 by Paramount Pictures. All Rights Reserved. TM, R & Copyright(C)2010 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.