ニュース&レポート

広瀬すず、『三度目の殺人』予告編で役所広司の豹変ぶりに衝撃「寂しい気持ちになりました」

三度目の殺人

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイートする
  • Facebookでシェアする
9月9日(土)より公開される是枝裕和監督最新作『三度目の殺人』の完成披露試写会が行われ、主演の福山雅治、共演の役所広司、広瀬すず、満島真之介、吉田鋼太郎、斉藤由貴、そして本作の監督を務めた是枝裕和が出席した。
広瀬すず、『三度目の殺人』予告編で役所広司の豹変ぶりに衝撃「寂しい気持ちになりました」

会場となったTOHOシネマズ六本木ヒルズの大階段には、本作のビジュアルを彷彿とさせる真っ赤なレッドカーペットが敷かれ、福山雅治、役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、そして本作の監督を務めた是枝裕和が、それぞれ衣装に赤の差し色を加えた華やかな姿で登場。フォトセッションでは、真っ白な雪が舞う演出もあり、真夏とは思えない幻想的な景色のなか、6人はマスコミ取材に応じるとともに、ファンサービスに応じ集まったファンを喜ばせた。

続いて行われた舞台挨拶で、満席となった会場で万雷の拍手で迎え入れられた豪華面々たち。福山は「こうして一般の方々にこの映画を観ていただくのは今日が初めてなので楽しみです」と挨拶。役所は「”ましゃ”と”すず”の歓声の中に歩くったらないですね(笑)」と明かすと、会場からは”広司!”コールが起き、役所もにっこり。続けて、「やっと今日観ていただけるのが嬉しいです。映画には好き嫌いがありますが僕はこの映画が大好きです」、広瀬は「会場の方々にどんな風に受けてもらえるのか楽しみです。観た後に沢山考えるかもしれませんが、何か受け止めてもらえたら嬉しいです」

吉田は「摂津を演じました。福山雅治です」とジョークと飛ばした後、「映画も演技も重厚なかで、ちょっとだけ緩いキャラを演じる僕を緩い気持ちで観ていただけると嬉しいです」、斉藤は「わたしが演じた広瀬さん演じる咲江の母は、とても謎めいていて複雑な役だったのですが、念願の是枝監督の作品ということもあり、一生懸命演じました。是非楽しんでください」、満島は「今回は僕も皆さんと同じように観客側から見たくなるくらい、凄いキャストが揃いましたね。本当に格好良くて、可愛くて、監督はハムスターっぽくて大好きで(笑)、こんなにも濃い大先輩と一緒に出来ることはないなと思っています。皆さんも楽しんでください」

是枝監督は「僕も満島さんと同じで、観客側からこの面々を観たいと思うくらい、これだけのキャストと映画を作れたことを誇りに思います。今回は自分の中で挑戦した作品ですが、納得度の高い作品が出来上がったと思っています。皆さんのなかでこの作品をもっと豊かに大きく広げていただければと思います」と、それぞれが挨拶した。

広瀬すず、『三度目の殺人』予告編で役所広司の豹変ぶりに衝撃「寂しい気持ちになりました」

8月30日から開幕となる第74回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式に出品されることが発表された本作。是枝監督は「一本目の作品ではじめて訪れたのがヴェネチアだったので、自分のなかでも特別な映画祭だと感じていて、自分を世に知らしめてくれた恩もありますし、新しい作品をもってまた訪れて、成長した自分を観ていただくのが楽しみです」と胸いっぱいの様子でコメント。

福山は「『そして父になる』で初めて海外の映画祭に行ってレッドカーペットを歩いて、上映後のスタンディングオベーションを体感したのも、すべていい経験だった。また一緒に行けたらどんな景色が見れるのかなと思っています」と期待を膨らませ、役所は「世界中の何百のエントリーから選ばれるのは素晴らしいことだし、昨日も世界水泳で日本人の選手が頑張っているのを見ると、“是枝君も頑張ろう!”って思いましたね」と是枝にエールを送り、広瀬は「世界を超えて、この映画がいろんな人に届くんだと思うと心がぞわぞわしますね」と感情の高ぶりを表現した。

是枝作品への出演が決まった心境を「お待ちかね、という感じでした。やった!と思いました」と、喜びを露わにした斉藤は、「是枝さんの撮影現場は独特な雰囲気が流れていて、役に対して深く落ち着いて考えること出来るのが嬉しかったですね。是枝さんはお芝居に対する役者の気持ちをまず聞いてくださるので、自分の中できちんと考えて提示できるものがないといけないなと身が引きしまる気持ちでした」と撮影現場を振り返った。一方、斉藤にずっとラブコールを送っていたという監督は「いつか一緒に作品を作りたいなとずっと思っていました。今回は満を持してですね!」と照れながらコメントした。

撮影現場について吉田は「福山さんと共演するのが初めてで、最初にお会いした本読みでは、”福山さん嫌な奴だな…”って思ったんですよ。まず、目を合わせてくれなくて、一言も会話をしてくれなくて…でも今思えばきっと緊張していたんだろうなと(笑)」と明かすと、福山は「50歳手前にもなって言うのはあれですが…、基本人見知りなんですよ。僕の中でも、吉田さんって人見知りなんじゃないかなって思うところがあって。きっとあの時は、人見知り同士が出会って会話ができないという現象が起きたんですね(笑)」と振り返り、会場は和やかな空気に包まれた。

満島は「タクシーでこの濃い2人と横並びで座るシーンは印象に残っていますね。横見ると福山さん、また横見ると吉田さんですよ!」と語ると、福山がすかさず、「みんな思っていると思うけど、君が一番濃いよ(笑)。僕たちはどちらかというと薄味だから」と突っ込むと、吉田も同意し、会場は笑いの渦に。そこへ吉田が「3人凄く仲良くなりましたよね。みんな呑んべえなので、よく飲みに行きました!」と撮影裏の想い出を明かすと、満島も「福山さんの行きつけのお店にいきました!あと北海道では2人でずっとタコを食べましたね!」と付け加え、劇中の弁護士トリオさながらの仲良しっぷりを窺わせた。

広瀬すず、『三度目の殺人』予告編で役所広司の豹変ぶりに衝撃「寂しい気持ちになりました」

また、福山は本作について「『そして父になる』もそうですが、是枝監督の現場は驚きの連続なんですよね。今回は監督自身もすごく葛藤があって、僕もハラハラワクワクしながら撮影を進めていましたが、完成したものを観ると、見事に素晴らしいところで着地していて。今回はその監督の奥行きと鋭さがより増したような印象を受けました」と明かし、役所との初共演については「役所さん演じる三隅が本当に怖くて、魅力的な人なんです。最初の本読みで、重盛として三隅に引き込まれてしまいましたし、俳優としても役所さんのお芝居や佇まいに魅力を感じて、三隅によって重盛の輪郭は作られていったんだろうなと思いますね」と振り返った。

役所は、「僕は福山さん行きつけのお店にも、何にも誘ってもらえなくて…(笑)」と、茶目っ気たっぷりに会場の笑いを誘い、「僕の現場は4畳半しかない接見室が多くて、そんななかでの福山くんとのシーンは楽しかったです。吉田さんと満島さんとの接見室のシーンは少ない上に、2人にはセリフがないんですけど、満島くんは寝ているのかな…?そういう演技をしていたのかな…?と思うところが結構ありましたね(笑)」とコメント。これに満島は「寝ていませんよ!」と否定したものの「でも、ちょっと夢見心地でした(笑)」と明かし、会場が笑いに包まれた。

『海街Diary』に続き是枝監督作品に出演した広瀬は、福山との共演について「重盛さん(福山)は、10代の子から見た大人の会話が表情から受け取りやすくて、いろんな感情を抱いたことが多かった」。役所については「私自身、三隅さん(役所)のことを心の片隅でずっと想いながら演じていたんですけど、予告編を見たときに別人のようで、“この三隅さんは誰なんだろう”と、寂しい気持ちになりました」と衝撃を受けたことを明かした。

最後に役所が「今まで起こった僕たちの軽口は忘れて、映画を楽しんでください。面白かったらぜひいろんな人に勧めてください」、福山が「とても文学的であると同時に、一人一人が、場面や登場人物に自分に照らし合わせて参加できるようなエンターテインメント性のある作品にも仕上がっていると思います。今日は存分に楽しんでください」と締めくくり、惜しむ声が飛び交う中、溢れんばかりの拍手とともにイベントは幕を閉じた。
2017年8月1日
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『三度目の殺人』
2017年9月9日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://gaga.ne.jp/sandome