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真木よう子、モスクワから凱旋帰国で喜びの受賞会見「これで涙が流せる」

さよなら渓谷

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モスクワ国際映画祭のコンペティション部門で審査員特別賞を受賞した『さよなら渓谷』。モスクワに渡航していた主演の真木よう子、大西信満、大森立嗣監督の帰国に伴い、受賞会見が行われ、世界で認められたことの達成感と、輝くトロフィーを胸に、受賞の喜びを語った。
真木よう子、モスクワから凱旋帰国で喜びの受賞会見「これで涙が流せる」

冒頭、ロシア語での挨拶を披露した真木は、「自分にとって大切な作品の一つです。(撮影を)乗り越えられたのは、スタッフやキャストの皆がすごく苦しい思いをして頑張って、その中でものすごく信頼感があふれる現場だったから。私にとっては皆さんに出会えた事が光栄に思えますし、すごく嬉しい時間でした。モスクワでこのような賞を取れたのは、ありきたりな「嬉しい」では言い表せない気持ちです」と、改めて受賞の喜びをかみしめた。

また、一番に報告した相手を尋ねられ、「母親」と答えた真木は、「ずっと応援してくれていたので、夜中だったんですがすぐ電話に出てくれて、泣きながら喜んでくれてすごく嬉しかったです」と明かし、共演の鈴木杏からメールが届いたことも明かした。また、大森監督は、本作で事件を追う記者を演じた、弟の大森南朋への報告について尋ねられると、「数時間経ってから“やったね”とメールが来ました」と語り、その後のやりとりについても「一切ないです(笑)そういう男なんです。後で電話してみようかな」と語った。また、大西も「(井浦)新さんからも連絡がありました」と話し、キャスト一丸となって受賞を喜んでいたようだ。

そして、今後の女優活動について尋ねられると真木は「カンヌに続いて、モスクワと賞をもらいましたけど、これは当たり前のことではないです。”おごるなよ”と自分に言い聞かせてます。自分がこれから仕事をしていく上での自信をもらいました」と本作が大きな自信へと繋がった事を強調した。

加えて、最近“嬉し泣きをしたこと”について尋ねられると、「言いたくないなあ…」と濁らせつつも、初日舞台挨拶時にサプライズで披露された原作者である吉田修一からの手紙に触れ、「その時とても泣きそうだったんですけれど、我慢して…まだ(モスクワ映画祭の)何の結果も出ていなかったので。モスクワ映画祭で賞を頂いた時に、やっとこれで涙が流せると思った。でも実は、もう少し前に吉田さんから頂いた手紙を見返して夜中で一人で読んで泣いてしまいました」と明かした。

最後に真木は「賞を頂いたことは本当に誇らしいことですし、これは自慢していいと思うので!皆さん、見なければ損です。是非劇場に足を運んでください」と作品をアピールすると、大森監督とともに企画から携わっていた大西は、「難しい題材でありながらも、人間ドラマとして世界の人に評価してもらえたことが日本に伝わって、観てもらえるきっかけになったと思うので、これを機にいろんな層のお客様に来ていただけるといいなと思います」と、改めて自信をみせ、大森監督は「単館系の映画を見ない方も、これをきっかけに映画館に足を運んでいただいて、見たら何か心に残ります!」と、本作を多くの人に見てもられるよう締めくくり、会見を終えた。
2013年7月3日
『さよなら渓谷』
2013年6月22日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://sayonarakeikoku.com/