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綾野剛、「一緒に狂って」主演作『シャニダールの花』に自信

シャニダールの花

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世界中で熱狂的な支持を受ける石井岳龍監督の最新作『シャニダールの花』の完成披露試写会が18日(木)、ヒューマントラストシネマ渋谷にて行われ、舞台挨拶に石井岳龍監督、W主演の綾野剛と黒木華、共演の刈谷友衣子、伊藤歩が登壇した。
綾野剛、「一緒に狂って」主演作『シャニダールの花』に自信

2012年に10年ぶりの長編新作『生きてるものはいないのか』を発表し、健在ぶりを見せつけた石井岳龍監督。本作『シャニダールの花』は、石井岳龍が「石井聰亙」の時代から温め続けた渾身の企画で、“人間に花が咲く”というただならぬ夢をモチーフに「花」と「人間」の関係を問いかける、怖くて美しい現代のおとぎ話。

この神秘的な題材について石井監督は、「花の映画を作りたくてずっと考えていたときに、私の知り合いのシナリオライターのじんのひろあき君がアイデアを持ってきてくれました。ここまで紆余曲折あり何度も挫折しました。映画のかたちもかなり変わりましたが、ようやく完成できて感無量です」と話し、「いろいろなことがありましたが、関係者の皆さんのおかげで完成にこぎつけました。キャスト、スタッフのみんなが素晴らしい仕事をしてくれました。誇りに思っています」と、感謝の気持ちを述べた。

キャスティングについて石井監督は、「今回は理想なキャスティングができました。リアルなファンタジーを作りたいと思っていて、それにみんなが応えてくれました」。もともと気になっていた役者だという綾野を「彼なりに役にのりうつったように演じてくれて、現場でみていて私も感動しました」と紹介すると、綾野は「恐縮です。石井監督ファンとしてご一緒できることがうれしかったし、それこそファンタジーです。監督は演出がすごくしつこくていろいろと翻弄されました(笑)。監督とは、とにかく狂いましょうという話を散々していたように思います」と振り返った。

もう1人の主演、黒木華については、「ピュアというか、すっぴんというか、そういう女優さんが日本にいることに驚きました。古典的な美しさと芯の強さで十分期待に応えてくれました」と石井監督。これに黒木は、「こういう顔で良かったなと思いました。勉強することもたくさんあって、監督がいろいろと話してくれて、皆さんがそこに存在してくれたから響子になれたのかなと。そういう体験をさせてくれた監督に感謝しています」

そして「若いのにこの中で一番しっかりしている」と紹介された刈谷友衣子は、「オーディションから石井さんの演出がはじまっていて、台本読んですごく洗脳されていて、それもすごく気持ちいいものでした」。伊藤歩は「リハーサルで監督から感情入れないでやってといわれて、そこでスイッチが入ったというか、抑えて抑えてやる演技というのを教えていただきました」とそれぞれ撮影を振り返った。

最後に黒木は、「全てがカッコ良くて、石井さんの世界だと思います。この世界観にどっぷりつかっていただいて、花の美しさ、胸に花を宿した女性の美しさを感じで欲しいです」。綾野は、「とにかく本当に一緒に狂っていただけたらと思います。いつもは自分の主演作が公開されるときはとても不安なんです。でも今日ははじめてというくらい楽しみです。この映画の賛否を受け止められる自信があります。こういう映画が世に出ていくことが重要だと思います」と力強くアピールした。
2013年4月19日
『シャニダールの花』
2013年7月20日(土)テアトル新宿ほかロードショー
公式サイト:http://shanidar-hana.com/