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妻夫木聡『スマグラー』がトロント映画祭で公式上映!石井克人監督が現地でティーチ・インに出席

スマグラー おまえの未来を運べ

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第36回トロント国際映画祭に出品されている、妻夫木聡主演最新作『スマグラー おまえの未来を運べ』の公式上映が、16日(金・現地時間)に行われ、石井克人監督がレッドカーペット及びティーチ・インに出席した。
妻夫木聡『スマグラー』がトロント映画祭で公式上映!石井克人監督が現地でティーチ・インに出席

「闇金ウシジマくん」で2011年小学館漫画賞を受賞した真鍋昌平の原作を元に、妻夫木聡が主演、永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信ら豪華キャストが揃った映画『スマグラー おまえの未来を運べ』。本作が出品された「Midnight Madness」部門は、エンターテインメント性と作家性が高い個性的な作品が選出される、目玉の部門の一つ。トロント国際映画祭は一般の目の肥えた観客が審査することもあって、アカデミー賞の前哨戦とも言われており、映画祭の会場はブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、マドンナなどハリウッド勢からの参加も多い。

石井克人監督が同映画祭に参加するのは、『鮫肌男と桃尻女』以来12年ぶりのこと。2004年には『茶の味』がカンヌ国際映画祭の監督週間で日本映画初のオープニング上映を飾るなど、世界的に注目を集める石井監督の新作お披露目とあって、この日、1230席の大会場で行われた上映チケットは即ソールド・アウト。その人気の高さが伺えた。

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レッドカーペットに現れた石井監督は、待ち構えていた報道陣の取材やファンサービスに応じた後、大きな拍手で会場へ迎え入れられ、「こんな遅い時間に来てくれてありがとうございます。今回は結構マジメに作りましたので楽しんで下さい!」と挨拶。上映が始まると、オープニングクレジットの妻夫木、永瀬、安藤の名前が出る度に歓声が上がり、石井監督のクレジットではさらに大きな拍手。エンドロールでは観客からの拍手喝采で、トロント全体に響き渡るような熱気に包まれ、「ブラボー!」「ファンタスティック!」の声がおこった。

ティーチ・インでは、「漫画と映画で変えた所があるのか」「漫画の内容を映画で表現できたか」など、真鍋昌平の原作漫画への質問も多く、監督は、「今回のテーマは原作にあるので、内容など大きく変更した部分はない。そもそも原作が映画的で素晴らしいため、そこを大切に表現できたと思う」と力強いコメント。国内でも話題を呼んでいるラスト38分からの衝撃シーンへの質問も出るなど、国際映画祭ならではの熱い質疑応答が続いた。

会場の外には石井監督目当てのファンが集まり、「アクションシーンが美しかった!どうやって撮影したのか?」「なんのカメラを使っているのか?」など興奮冷めやらぬ様子で監督を囲んでいた。サインを求めたり映画の感想を伝えるファンも多く、映画祭関係者曰く「他の監督以上に、ワクワクして楽しそうな顔をしているファンが多い」とのこと。

第36回トロント国際映画祭の受賞作品発表は、日本時間19日(月)深夜を予定している。最高賞である観客賞(ピープルズ・チョイス・アウォード)を受賞した場合、日本映画では北野武監督の『座頭市』以来8年ぶり史上2本目。「Midnight Madness」部門で観客賞を受賞した場合には、日本映画初という快挙となり、本作の受賞へも大きな期待が寄せられている。

また、『スマグラー おまえの未来を運べ』は、トロント国際映画祭への出品を皮切りに、第16回釜山国際映画祭、Fantastic Fest in Austin 2011、第44回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭、第47回シカゴ国際映画祭、第31回ハワイ国際映画祭、第8回香港アジアフィルムフェスティバル、第22回ストックホルム国際映画祭、第48回台湾ゴールデンホース国際映画祭、などへの出品が決まっており今後の世界の評価にも期待が高まる。
2011年9月18日
『スマグラー おまえの未来を運べ』
2011年10月22日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://www.smuggler.jp